第86話

episode85
1,774
2020/11/08 13:18


…ん、?



頬になにか、


あったかいものに包まれた感覚がして、

わたしは目を開けた。









あなた「…みっちー、?」
駿「っ// ごめんなさいっ…勝手に…」
あなた「ううん。あったかいな。みっちーの手。」
駿「あなたちゃん体温低いから… まだ、しんどいですか?」
あなた「もう大丈夫。…今休憩、?」
駿「いや、もう、今日はおしまいです。」


えっ、


…わたしどんだけ寝てたん、





あなた「まじかぁ、、」
駿「ちょっとは休めましたか、?」
あなた「うん…」



出たかったな…

そんなことを思い、私はまた、目を伏せた。






駿「あなたちゃん、?しんどいですか?」
あなた「ううん、…出たかったなぁ、って、…」
駿「…明日から、また一緒に頑張りましょ?」
あなた「うんっ…そやね…」



クリパももう、

後半。




…ほんま、

時間経つの早すぎやん。








わたしはゆっくり身体を起こし、

ベッドから降りた。






寝起きだから、

まだちょっとふわふわしてる。




駿「戻りますか?」


あなた「うん、…戻ろ。」



みっちーは、

わたしの手を優しく握った。



あなた「どうしたん、?」


駿「ダメ、ですか?」


あなた「ううん、ぜんぜん。ありがとね?」


駿「はいっ」




部屋を出て、

楽屋に戻ろうとしたら、




めちゃくちゃ寄って集られた()




大丈夫?大丈夫?って、

…みんな、

優しいなぁって。








斗「よかったー、、元気になって、、」
あなた「斗亜〜、、ありがとうね、、」
健「ちょっと待って?2人いつからそんな仲良くなってるん?」
あなた「ちょっと前、?」
斗「めっちゃ嬉しいです!いろいろ話してみたかったから…」
あなた「え、好き…」
健「あなた、待って、あなたには流星がおるやろ?斗亜は俺のやから。とらんといて?」
あなた「…怖い、そしてなんでみんな流星出してくんの、」
風「流星くんあなたちゃんのk流「風雅くん???」
あなた「わ、大西さんいつの間に、」
流「なに大西さんって、笑 …もう大丈夫なん?」
あなた「うんっ、寝まくったから、笑」
流「そっか。よかった。」
あなた「…梅田まで一緒に帰らん、?」
流「いいよ、?珍しいな、あなたからとか。」
あなた「そ、?笑」


確かに最近はそうだったかも。


むかしは、

やたら付き纏ってたな、わたしが。



…なんか語弊、?笑






流「ちょっと待ってな。」
あなた「うんっ、」


荷物を取りに、

楽屋へ戻る流星。



わたしは、

その背中をただ見つめていた。







丈「どうした?」
あなた「…いや、…なんか、いろいろ思い出して。昔のこととか。最近やたら考えちゃうんですよ、笑」
丈「そっか、体調はもう大丈夫なん?」
あなた「はい、ばっちりです笑」
丈「よかった。もう無理したらあかんからな?」
あなた「はい、笑 …あ、」
丈「ん?」
あなた「ちょっと忘れ物、、失礼しますっ、」


わたしは走ってジャニーさんの部屋に行った。




台本、忘れるところやった、、






…松竹、

見にきて欲しいな、

立つんたぶん最後やし。





しかたないか、大阪遠いもん、





わたしは台本を手に取り、部屋を出た。







流「あなたっ、」
あなた「あっ、ごめんな、ちょっとこれ、忘れてて、」
流「大丈夫やで。行こか。」
あなた「うん…」



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