…ん、?
頬になにか、
あったかいものに包まれた感覚がして、
わたしは目を開けた。
あなた「…みっちー、?」
駿「っ// ごめんなさいっ…勝手に…」
あなた「ううん。あったかいな。みっちーの手。」
駿「あなたちゃん体温低いから… まだ、しんどいですか?」
あなた「もう大丈夫。…今休憩、?」
駿「いや、もう、今日はおしまいです。」
えっ、
…わたしどんだけ寝てたん、
あなた「まじかぁ、、」
駿「ちょっとは休めましたか、?」
あなた「うん…」
出たかったな…
そんなことを思い、私はまた、目を伏せた。
駿「あなたちゃん、?しんどいですか?」
あなた「ううん、…出たかったなぁ、って、…」
駿「…明日から、また一緒に頑張りましょ?」
あなた「うんっ…そやね…」
クリパももう、
後半。
…ほんま、
時間経つの早すぎやん。
わたしはゆっくり身体を起こし、
ベッドから降りた。
寝起きだから、
まだちょっとふわふわしてる。
駿「戻りますか?」
あなた「うん、…戻ろ。」
みっちーは、
わたしの手を優しく握った。
あなた「どうしたん、?」
駿「ダメ、ですか?」
あなた「ううん、ぜんぜん。ありがとね?」
駿「はいっ」
部屋を出て、
楽屋に戻ろうとしたら、
めちゃくちゃ寄って集られた()
大丈夫?大丈夫?って、
…みんな、
優しいなぁって。
斗「よかったー、、元気になって、、」
あなた「斗亜〜、、ありがとうね、、」
健「ちょっと待って?2人いつからそんな仲良くなってるん?」
あなた「ちょっと前、?」
斗「めっちゃ嬉しいです!いろいろ話してみたかったから…」
あなた「え、好き…」
健「あなた、待って、あなたには流星がおるやろ?斗亜は俺のやから。とらんといて?」
あなた「…怖い、そしてなんでみんな流星出してくんの、」
風「流星くんあなたちゃんのk流「風雅くん???」
あなた「わ、大西さんいつの間に、」
流「なに大西さんって、笑 …もう大丈夫なん?」
あなた「うんっ、寝まくったから、笑」
流「そっか。よかった。」
あなた「…梅田まで一緒に帰らん、?」
流「いいよ、?珍しいな、あなたからとか。」
あなた「そ、?笑」
確かに最近はそうだったかも。
むかしは、
やたら付き纏ってたな、わたしが。
…なんか語弊、?笑
流「ちょっと待ってな。」
あなた「うんっ、」
荷物を取りに、
楽屋へ戻る流星。
わたしは、
その背中をただ見つめていた。
丈「どうした?」
あなた「…いや、…なんか、いろいろ思い出して。昔のこととか。最近やたら考えちゃうんですよ、笑」
丈「そっか、体調はもう大丈夫なん?」
あなた「はい、ばっちりです笑」
丈「よかった。もう無理したらあかんからな?」
あなた「はい、笑 …あ、」
丈「ん?」
あなた「ちょっと忘れ物、、失礼しますっ、」
わたしは走ってジャニーさんの部屋に行った。
台本、忘れるところやった、、
…松竹、
見にきて欲しいな、
立つんたぶん最後やし。
しかたないか、大阪遠いもん、
わたしは台本を手に取り、部屋を出た。
流「あなたっ、」
あなた「あっ、ごめんな、ちょっとこれ、忘れてて、」
流「大丈夫やで。行こか。」
あなた「うん…」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。