第39話

episode38
2,450
2020/05/29 14:53

〜♪


流「ん… 」


めざましがなって、


目を覚ますと、




目の前には、


すやすやと、気持ちよさそうに眠るあなたがいた。



寝顔天使やん。


…やっぱ、かわいいな。



優しいし、

一生懸命やし、

一緒にいて楽しいし、




…そりゃモテるやんな。







流「あなた、」

すごいぐっすりやな。



朝ごはん、

用意しとこかな。




ん、


…あなた、

まだ手、握ってたんや。




なんか離すのかわいそうやな、







ぎゅっと手を握り直すと、


ふわっと、口角を上げるあなた。





流「かわいすぎやろ、」
あなた「…ん、、」





ぴくっと動いた後、


ゆっくりと目を開けるあなた。







流「おはよ。」
あなた「おはよ…、、」


あくびを堪えて、

少し涙目になるあなた。





流「眠いな、笑」
あなた「うん、、笑 おきなきゃね、」



あなたは身体を起こし、


大きく伸びをした。






手、離れちゃった。



あなた「朝ごはんパンでいい?」
流「いいよ。ありがとうね、用意してもらっちゃって。」
あなた「ぜんぜんやで。あ、お手洗いとか洗面所使っていいからね。あとお風呂も。」
流「ありがと。」


…え、汗やば、

そりゃそっか、夏やもんな、



お風呂借りよかな。






流「お風呂借りるな〜」
あなた「はーい」


__________________________________________________

あなた「じゃ、行こっか。」
流「うんっ」


わたしたちは家を出て、


電車に乗り込み梅田に向かった。





あなた「ごめんな、ゆっくりできんくて。」
流「ううん。朝から大変やな、毎日…」
あなた「慣れたからだいじょ 流「昨日倒れたやん、」


あ、そやった、

あなた「まあ、そんな日もあるよ、?笑」
流「ほんま、無理だけはせんとってな。今日もしんどかったら言いや?」
あなた「うんっ でも、今日久しぶりにぐっすりねれたから。大丈夫。」



結局、

流星といるのが、1番落ち着く。



一緒にいるんしんどいなってときもあったけど、



流星は、

わたしがどれだけ素っ気ない態度とっても、


ずっと変わらずに、

あの頃とおんなじように接してくれた。





ほんまにいい人やな。

流「最近寝れてなさそうやったもんな。」
あなた「うん、笑」
流「明日東京やっけ。」
あなた「そうやねん、、…ほんま不安、」
流「不安なん?」
あなた「東京のみんなは、わたしよりいっぱい稽古してるから。…置いていかれてるかなって。」
流「あんま思い詰めんときや?あなたなら絶対追いつけるよ。だって、めっちゃ頑張ってるもん。」
あなた「ありがとうね。ちょっと元気出た。」
流「よかった!」


よし。

くよくよせんとがんばろ。





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