アンケートをした結果、ネット配信が見たいと言ってくださる方が多かったので、1番最初に書かせてもらいました!ご協力してくださった7名の方、ありがとうございました🙇♀️
th side
俺は、キムテヒョン.万端大学の医学部3年.
自分で言うのも何だが、俺は完璧だ.
頭も良いし、運動神経は抜群、コミュニケーション能力も高いし、なによりこの顔面.男女問わずにモテる.周りからの嫉妬もあるけど、幼馴染のジミンがいつも側に居てくれるし、嫌がらせをしてくる奴には俺の代わりに海の底へと沈めてくれる.
本当にいい友達を持った.持つべきものはジミンだな.
だけど…I番の親友のジミンにも言ってないことがある…、それは……
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th「みんなぁ、今日も僕のオナニー見て一緒に気持ちよくなろ〜ねぇ」
th「アッ、んんゥ……あ!ラビットさん🧸ありがとう!
ラビットさんの為に今日は玩具も使っちゃおうかなぁ」
th「これっ気持ちい、ぼくぅ、イッちゃうよぉっ…ハッ、あァ ……ダメっ、イクッ」
俺は、自分のオナニーをリアルタイムで配信している.俺はゲイだから、1人でする時のオカズが男の子のオナニー動画だった.見てるだけでよかったんだけど、興味本位で声だけの動画をあげてみたら、コメントで俺の声でシコシコしてるって聞いて嬉しくなっちゃって、もっと俺で欲情して欲しくて声だけじゃなくて、ちんこも出して、その次は乳首まで出して、今では顔まで出しちゃってる.
周りにバレたらヤバイけど俺のファンが増えてって、大勢の人に見られながらオナニーしてると思うとすごく気持ちい.
お金も貰えるし、気持ちいいし最高じゃない?
それに最近お気に入りの人が出来たの.その人がラビットって言う人なんだけど、いつも配信見に来てくれるし、お金もくれる.コメントで「可愛い」とか「抱きた」とか書いてくれて嬉しい.まぁ、俺はバリバリのタチなんだけどね笑.初めて3ヶ月位だけど、周りにバレてないしこれからも続けていこうと思ってる.
なのにあんな事になるなんて…
jm 「今日さ、合コンすんだけど来るよね?」
th 「なんで行く前提なの」
jm 「お前が来ないと女の子達が盛り上がんないだって〜、今日は俺の本命のセジョンちゃんもいるし頼むよ!」
th「え〜(今日、配信する日なんだけどなぁ)」
jm「今度ご飯奢るからさ!!」
th「A5ランクの和牛」
jm「…もう少し遠慮しろ」
配信は明日やればいいか…
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○○「お待たせ〜」
○○「ジミナ〜これで全員揃ったの?」
jm 「俺の後輩がまだだよ〜」
胸元全開でいかにもお持ち帰りして下さいって言ってるような服.媚びたような声.きつい香水の匂い.
th「(マジ最悪だな、帰りてぇ…)」
○○「テヒョン君って本当にイケメン!近くで見るとCGみたい!!」
th「そうかな笑(うるせぇよメス豚)」
てか、めっちゃ人多くね?2対2だと思ってたのに10対10くらいなんですけど?知らない奴までいるし…
先に言ってくれよ…
男もパッとしねぇな.可愛い顔でいかにも受け!みたいな俺好みの男がいたら良かったんだけどなぁ.
mg「すみません〜.遅れました!」
声のする方に目を向けるとジミンの後輩のミンギュが立っていた.ミンギュは人懐っこくて明るい.ポンコツなところもあるけどイケメンで、女子にモテる.
jm 「遅いぞ〜!あっ!ちゃんとジョングク連れて来たか!?」
mg 「今度、飯奢るって言ったらついて来ました笑」
どうやらジョングクって人は食べ物に釣られて来たらしい.馬鹿だなぁ(←お前もな)
絶対にジョングクって陰キャだろ…さっきからずっと無言でミンギュの後ろにいるし、全身黒で帽子も深くかぶってるし.
合コンだぞ?もう少し、なんかあっただろ…
jm「俺の隣座りなよ!ジョングクはテヒョンアの隣な!!」
は?えっ俺、初対面なんだけど!?隣って気まずすぎだろ!!
そいつは俺の隣に座ると挨拶もせずにジャケットを脱ぎ始めた.少しくらい仲良くしようとか思わないのかよ…
これだから陰キャはどうせ顔も地味なんだろと帽子とマスクをとるのを見ていると、
th「⁉︎カッコいい…」
思わず声が出てしまい、はっとして手で口を塞ぐ.クリクリな大きな目、色白で鼻が高くて、ぷるぷるな薄めの唇.イケメンだ…
聞いてないぞ!?こんなにイケメンだなんて聞いてないぞ!!??
それに、the受け!って感じで俺のタイプだ….
可愛いぞ?え、好き(←えっ笑)
jk「そんなに見られたら俺に穴あきますよ」
th「へ?」
jk「ふふっ.テヒョンさんですよね?ジミニヒョンからいつも貴方のこと聞いてますよ」
笑った時に目尻に可愛い皺ができて、薄い唇からは前歯がちょこっと出て来て、ウサギみたいだ.かわいい(←ベタ惚れですね)
th「あっ、そうなの…えっと〜、ジョングク君だよね?」
jk「はい笑 緊張してます?カタコトで可愛いですね」
なっ!?顔が一気に赤くなるのが分かった.
待て待て待て、最初のいかにも陰キャですよって感じはどこいった.
こんなん好きになっちゃうよ?あれ、俺ってこんなに軽かったっけ?
th「緊張なんてしてないよ〜…笑 えっーと…」
何話していいかわかんない!俺が陰キャみたいになってんじゃん!!どうしよう…
jm「みんな集まったし乾杯しよっか〜!!」
ジミンがグラスを持ってみんなに声をかける.気まずくなる前に空気が変わって良かった.
「「「「「かんぱ〜い!!!!!」」」」
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jk「そうなんですか!?俺もそれ好きです!!」
th「本当に!?俺も!!めっちゃ面白いよね!!」
時間が経つとお酒も回ってきて、俺もよく喋るようになり、ジョングクと女の子をほったらかしにして2人で喋りまくっていた.
jk「ラストシーンの別れを告げる時めっちゃ泣けました!最後に指輪を返すシーンとか!!」
th「分かる!でも俺はマンションの隣人の人がアドバイスとかしてるシーンが好き!心にジーンってきて主演の人じゃなくて隣人の人のこと好きになりかけた!!!」
趣味や好きな音楽が似ていて、面白いくらいに話があった.ジミンは映画とかもあんまり好きじゃないけど、ジョングクは映画も好きで今はこの前に出た新作の話をしていたところだ.
jk「めちゃくちゃテヒョニヒョンと話し合う!笑」
ジョングクは俺のことをヒョンと呼ぶようになり、俺もジョングガと呼ぶようになった.
楽しい時間が過ぎるはあっという間で時計の針はもう12時を指していた.
jm「そろそろお開きにする?テヒョンイ1人で帰れる?俺、セジョンちゃんと一緒に帰るから」
ジミンは本命のセジョンちゃんと2人で帰るらしい.2人はいい感じだから1人で帰ろう.でも1人で電車乗れるかな…?(←いつもジミンちゃんに手引っ張られてます)
th「大丈夫だよ!1人で帰れる!!」
自分では分からないけど、かなり酔ってたらしくジョングガが、
jk「1人で返すの心配ですし、俺が付き添いますよ」
そう言ってくれた.
ふらふらで歩く俺の腰を掴んでゆっくり歩いてくれるジョングガ.ジェントルマンだ.
jk「あの、腰細すぎません?前から思ってたんですけど、ちゃんと食べてます?女の子より細いですよ?」
th「食べてるよ〜!ヒック,ハンバーガー大好き〜!!」
お酒のせいでテンションが高くなり、面白くもないのに笑ってしまう.前から思ってた?俺ダボってした服しか着てないけどな…
jk「足あげれます?靴脱がせたいんで」
th「ん〜」
足をぽいっと放り出す.我儘なお姫様が執事に靴を脱がせてるみたい.
ん?靴?脱がせる?
th「ここ、どこ?」
jk「俺の家です」
なんだ.ジョングガの家か.
th「え!?なんで!?」
人は焦ったりすると脳が働くものだ.さっきまで頭がふわふわしてたのにすっかり酔いが覚めてしまった.てか、ジョングガの家って言った!?電車乗るんじゃなかったの!?
jk「12時過ぎにお店でて、駅まで歩いて30分.終電あると思ってたんですか?」
心の中を読まれたのかと思った.
確かにあるわけないか…それじゃぁ、
th「俺ジョングガの家に泊まるの…?」
jk「そうですけど…嫌でしたか?」
きゅるるんって効果音がつきそうな目で見てくるジョングガ.そんな目で見ないでくれ…
th「嫌じゃないよ…?迷惑かけてごめんね.ありがとう」
そう言うと、ホッとしたようにニコッと笑ってジョングガは布団やパジャマの準備をし始めた.
jk「取り敢えず、お風呂入ってきて下さい.お湯ためておいたんで」
少し汗もかいていたし、先にお風呂に入ることにした…
ここで切ります!読んでくれてありがとうございます!!
最近、投稿頻度悪すぎてすみません😭
フォロワーの皆さんありがとうございます🙇♀️
次回もよろしくお願いします!リクエストとかも受け付けてるのである方はコメントで!
この話の展開がこーゆーのがいい!って方もコメントでお願いします!!!
ありがとうございました😊
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!