私のこの力は大切な人を守るために
手に入れた力"だった"
少し…いやかなり前
この力と出会った私は
たくさんの悪い妖怪を切り殺した
悪いといっても私の判断だったのだが
博麗の巫女は仕事が減ったらしい
まあ私がその依頼の妖怪を切ってしまっているのだから
そう心に誓い悪い妖怪を切り続けていた
そんな時起こった異変が「結界破損騒動」
私は外の世界に飛ばされた
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なんだこのチャラチャラした生き物は
まずここはどこなんだ…
まあこんな人間ごときに私が負けるわけがない
って思った時もあったなと後から思う
彼は剣を下ろした
あの後蓮子さんに会った
それで蓮子さんの家で過ごしていた
そんなある日
私は外に出た
すると
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私は幻想郷に帰った
霊夢がフランを説教して騒動は終わったらしい
でも蓮子さんのことが心残りだった
そして…あの人間はなんだったのだろうか
私は考え込んでいる中
眠ってしまった
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私は夢を見た
悪い妖怪達を切り殺してる夢
そんな夢の中で幽々子様が妖怪に襲われているのを見た
その妖怪は
私が切り殺した妖怪の邪念だった
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辺りを見る
ここは白玉楼だ
幻想郷に戻ってこれたのだ
でも幽々子様がいない
どこへ行ったのだろうか
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いつもの様に食べ物を探しているのだろうと
キッチン、ダイニング、中庭…そしてお菓子が隠してある屋根裏部屋まで全て探した
けど幽々子様は見つからなかった
私は外に出た
白玉楼の外に
外を出た瞬間すぐに分かった
幽々子様が妖怪に襲われている。?
いやいやあの幽々子様が妖怪ごときに…
と思ったのもつかの間
その妖怪は幽々子様を傷つけた
これは…正夢?
そして私の方に近寄ってきた
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あれ…私はどこに…
幽々子様の右腕には傷がついていた
幽々子様が言ったことはその通りだった
大切な人を守るために貰った力なのに
大切な人を傷つけてしまった
こんな力
幽々子様を…大切な人を傷つける力なら
捨てよう
そう思いこの力を捨てた
あとがき
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。