あの日、僕は急いでいた
走っていると
ぶつかってしまい
顔を見上げた途端
まさか知ってくれているとは僕も嬉しかった
この子可愛い……
この子LINE持ってるのかな?
交換したい…
この子と話すの楽しいなー
しかし、風が強くなり、
僕の書類が飛んでいく
優しいなー
前も飛んで行ったけど誰も手伝ってくれなかったからな…
この子だけ手伝ってくれた
書類を全部集め
えっ、別れるの!?
寂しい…
せめてLINEだけでも…
大丈夫かな…
ほんとにいいの?
そして交換をした
やっぱり可愛い…
あ、この子学校だった…
僕はなんであの子のLINE貰ったんだろ。。
もしかして、僕、気になってる??
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。