あなたの下の名前side
朝、いつも通り教室に入ると、なんだかザワザワしていた。
あ、
あれ、
なんやったっけ、
めっちゃイケメンの、
斗亜「道枝先輩や」
あーそうそう、道枝先輩
ん?こっち近づいてきてる?
え?え?
道枝「ちょっと、いいかな?」
『たく、呼ばれとる』
道枝「あ、いや、あなたの名字さんに用があるんやけど…」
『んぇ!?わ、私どすか?』
うわ!どすかとか言ってもた、、!!
終わった、、
道枝「ふふっ、どすか?笑笑」
『あ、す、すいません!焦っちゃって!』
うわぁ…
笑った顔もやっぱイケメンだわぁ、、
道枝「いや、かわいいね笑」
…えぇぇぇええ!?
か、か、かわ、かわいい??
最近ひよりにしか言われてなかったから
なんかうれしい…!!
『んーと、私に何の用でしょうか…?』
道枝「ああ、ここじゃあれだしちょっとあっちでもいいかな?」
『あ、は、はい!』
拓哉「………」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。