第6話

6話
635
2021/05/17 22:58
拓哉side


朝起きて、家を出て、上履きに履き替えて、教室に向かう。


ここまでは、いつも通り。




なんであの人がいるん。




しかもこっち来とるし。



道枝「ちょっと、いいかな?」



『たく、呼ばれとる』


あ、俺?



道枝「あ、いや、あなたの名字さんに用があるんやけど…」


あなたの下の名前か、、


え、あなたの下の名前?


いやいやなんでなんで



『んぇ!?わ、私どすか?』




道枝「ふふっ、どすか?笑笑」



『あ、す、すいません!焦っちゃって!』




楽しそうにしゃべっちゃって。




道枝「いや、かわいいね笑」


イケメンやとそういうこともサラッと言えるからうらやましい、。


あなたの下の名前もかわいいって言われて満更でもない様子。





『んーと、私に何の用でしょうか…?』


道枝「ああ、ここじゃあれだしちょっとあっちでもいいかな?」


『あ、は、はい!』





へぇ、行っちゃうんだ。




まあ別に俺のものでもないし、、



でも、



少しだけ、


いや結構、



胸が痛い。

プリ小説オーディオドラマ