第22話

22話
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2021/05/30 09:48

あなたの下の名前side




というわけで、


3人で下校中です!!!




斗亜「めっちゃ久しぶりやねえ」


『ずっと竜生くんと一緒だったからね笑』


斗亜「なんか3人で帰るの当たり前だったからさ、最初は寂しかったよー」


『あれ、今は?』


斗亜「もう全然寂しくない!慣れた!」


『おい笑』


斗亜「あ、そうだ!」


拓哉「ん?」


斗亜「駅前に新しいクレープ屋さんできてたよね?寄ってかない?」


『え!食べたい!!!』


拓哉「俺も食べたい!」


斗亜「よし、きーまり!!」





え、めっちゃ楽しいんですけど…!!





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『やっぱいちごチョコ生クリームしか勝たん!』


拓哉「はぁ??そこはバナナチョコやろ!」


『いやいやありえない!バナナチョコはクレープじゃありません!』


拓哉「いやクレープでしょ」



『はいクレープでしたすみません』



斗亜「喧嘩しないで笑 んーと、とあはアーモンドキャラメル食べてみたい!」



『たくの奢りだよね?』


拓哉「え」


斗亜「そうそう、たくやの奢り〜」


拓哉「待って待って、俺めっちゃ金欠なんだけど」


『へぇー』


拓哉「いやへぇーってなに」


斗亜「いくよ、せーのっ」




斗亜「『ゴチになります!』」


拓哉「いやいや、」


斗亜「だめなの……???」


拓哉「ゔっ」


斗亜 …🥺


拓哉「っ、今日だけだからな!!」




斗亜「『ぃよっしゃあああ!!!』」













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拓哉「…いやなんで当たり前のようにアーモンドトッピングしてんの?」


『おいしいからー』


斗亜「もう冬だから暗くなるの早いねー」


『ねー』


斗亜「ねね、あれ深田くんちゃう?」


『ん?』


拓哉「ほんとだ」


『おーい!竜生くー…』


















え?なんで、











































手、繋いでるの?



















斗亜「え、?」


『………なんで』


拓哉「あれ…3組の成田…」


『…え、なになに、どういうこと、』


拓哉「……帰ろ」


『いや、むりむり、え、なんで』


斗亜「ちょ、あなたの下の名前っ」








もう、何も考えられない







私は、ただ走ることしかできなかった。







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