拓哉side
キーンコーンカーンコーン
やっっと終わったあああ
拓哉「うわ、日誌書くの忘れてた」
後出すだけだと思ってたのに最悪やわ
ここで書いてっちゃうか
斗亜「たくやー?教室戻らんのー?」
拓哉「んーちょっと待ってて」
斗亜「先行ってるで?」
拓哉「おけ、書いたらすぐ行くわー」
結局待っててくれるという優しいとあくんでした。
日誌を適当に書いて、提出を済まして教室に向かう
拓哉「お待たせー」
斗亜「ちょ、しずかにして!」
拓哉「え、なんで?」
斗亜「教室入ろうと思ったんやけど、なんか2人で話してるっぽくて」
拓哉「ん、だれ?」
斗亜「…あなたの下の名前と深田くん」
拓哉「げ、気まず」
斗亜「話終わるまでどっか行く?」
拓哉「いや別にすぐ終わるっしょ」
という理由をつけて話を盗み聞きしはじめた
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。