第32話

32話
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2021/06/15 11:15
あなたの下の名前side






次の日学校に行くと、すぐにひよりが駆けつけてきた。










ひより「あなたの下の名前⁉︎大丈夫だったん!?」





…おかんか笑







『うん、なんとか笑』




ひより「あぁ!もう!一発殴ってやりたいわ」




『たくが殴ってくれたから安心して』




ひより「いや私がやらんと気が済まないからほんとに!」




『まったく…笑』




ひより「で、もうさすがに好きじゃないよね、?」




『まぁ、ね。そもそも好きじゃなかったんかも。』




ひより「んぇ?キュンキュンしたって言うてたやん」




『んー、なんか男の子に頭ぽんぽんとかされたの初めてだったから、今思えば舞い上っちゃってただけだったのかも』




ひより「そっか、なんかごめんね、?余計な背中押しちゃって」




『いやいや!これもいい経験よ!』




ひより「えらい!さすが私のあなたの下の名前!」




『もっといい人見つけるぞー!』




ひより「…案外近くにいるかもよ?」




『へっ?』




ひより「西村とか」




『ぶふぉっ』




ひより「え、ちょ、どした!大丈夫そ!?」





『、ごほっ、けほっ』





ひより「あらま、あんたもしかして」




『……』










はい、正直に言います。





昨日、たくに助けられてから、





頭の中がたくでいっぱいで






なんかわかんないけど、






登校してるときも、今も、






たくの笑顔を見ると、






胸がきゅーってなるんです、。









もしかしたら、ずっとそうだったのかもしれない。





だとしたら気づくの遅すぎるよ…








ひより「はぁ、、…好きなんだ?」





『ほんっっとにどうしよう!??!?なんかもう頭の中がぱんぱんなんだよ!もう他のこと考えられないんだよ!!』






ひより「あーら結構重症笑」





『笑い事じゃないって!もうどう接したらいいかわかんないよ!!』




ひより「いやそのまんまで良いと思うけd」



『髪の毛変じゃない!?前髪崩れてないよね!?いつもの3倍ケープつけたから大丈夫かな!?』



ひより「あなたの下の名前、…声でかいかも、笑」





『あ、。』




みんなめちゃめちゃ見とるやん。。





たくいなくてよかった…











拓哉「なーに話してんの」





『ふんぎゃあぁあぁあ!!』





拓哉「え」





ひより「あーごめん西村、ちょっと今あなたの下の名前やばいみたいだからほっといてもらえる?笑」




『…す、すみませんでございます、』






拓哉「う、うん?わかった笑」






やばい顔見れない、



これからどうすればいいんでしょうか、、。





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