ほくいつ
北人「あなたっ!一緒に回ろ?」
あなた『うん、いいけど、友達とかと一緒に行かなくていいの?』
樹「北人さん、ずるいっすよ」
北人「げっ」
樹「げっ、て…」
あなた『んー、じゃあ、3人で?』
北人「いこいこ〜」
樹「…あなた、あとでふたりで…」
北人「あなた!どこ行きたい?」
あなた『あ、えっとー、何か食べたい!』
北人「あそこでクレープ売ってるから行こ」
あなた『うん!』
北人「はい、あーん」
あなた『…えっちょっと』
樹「あーん」
北人「え、」
樹「違うんすか?」
あなた『…つぎ、お化け屋敷!』
北人「あなた、怖くないの?」
あなた『んー、まぁまぁ、かなー』
樹「絶対怖がってる!」
北人「いじめないの〜」
あなた『っえ?…なにこれ』
樹「手、繋いでるんだけど」
北人「これで安心でしょー?」
あなた『ある意味安心じゃない!』
ーアンシンー
かずまこ
わたしは壱馬と付き合っている。
そして、文化祭を一緒に回る約束をした。
壱馬「あなた〜、おまたせ!」
あなた『うん!』
壱馬「どこ行きたい?」
あなた『どこでもいいけど、まずお昼ご飯食べない?』
慎「食べる食べる〜」
壱馬「え?」
慎「焼きそばがいいなー」
あなた『慎くん…』
慎「あ、勝手についていくから、気にしないで〜」
壱馬「もー、せっかくあなたと回るのになー」
あなた『…しょうがない!とりあえず食べよ』
壱馬「あなた、口開けて?」
あなた『うん…』
慎「あなた、口開けて!」
あなた『えっ』
壱馬「俺が食べる!」
慎「はい、あーん」
あなた『何でそこがいちゃいちゃしてんの!』
壱馬「あなたとは、あとでいちゃいちゃするから」
ーアトデー
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。