第27話

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2020/09/28 11:24
ゆいちゃんさんの言葉も気になるけど、とりあえずもうすぐ試合だから切り替えて!







次の試合の相手は2ーC。




……あなたのクラス。








……だからあの人も居る。















試合中、おれはずっと浦田センパイをマークしとった。








っ来た!





「___なあ。オレが勝ったらお前もう、桧山に近づかないって約束しろ。桧山が辛いだろ?
…その気もないのに」










「センパイが負けたら?」


「負けるわけねーじゃん」


「!」







っえ!

フェイント…!








今の流れは完全にシュートやったのに…!







……負けたくない…!





side あなた









"真剣に考えて"



「………」


「……そーえばさ、別れたんだってね」


「え」



「悠くんと日向沙良」








ピーーー!










はっ。




1ーA対2-Cの試合が終わった。










結果は、2-Cの勝利だった。









「桧山ちゃーん!次試合だよ!」


「あ、うん……。」








別れたの……?

あの2人……










side sakata







「………」










"近づくな"












負けて、しもうた……。










"その気もないのに"












___おれは……。








「キャアアーー!」





「え?今のなんなん?」


「さあわからん。女子コートの方やない?なんか集まってるし」



「………?」






えっ……。





あなた………!











「い、たい…。」


「桧山ちゃん大丈夫!?」


「と、とりあえず保健室に」





どうしよう……。

すごく痛い…。





足くじいただけなのに……







涙出そう……。







「あなたっ」













ああ、いつだって












「おんぶする。ちゃんとつかまっててな」




「……うん。」












わたしのヒーローは、














君だった。

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