第33話

543
2020/10/01 14:06

side sakata





「きゃっ」






今の声、あなた……?











学校内をうろついていたら突然聞き覚えのある声が聞こえた。



多分プールの方や。




行ってみよ……。










___________



「けほっ……。」





浦田くんが、プールに落ちた私を引き上げてくれた。






「けほ、けほ、…………」


「…桧山ってホント危なっかしーよな……」


「…けほっ……」


「桧山……?どうした?大丈夫?」










そう言って私の髪を耳にかけ顔を覗き込んだ浦田くん。









「…っ…………。」








やめて。






今、わたしめんどくさい。










わけもわからず泣いてるの。








そんなとこ見られたくない。








迷惑だよね

















「…………そーいや大事なこと、ちゃんと言ってなかっよな……」


















side sakata






「…………そーいや大事なこと、ちゃんと言ってなかったよな……」








「!」








あなたっ!







え……?!









な、なんなん?!どういう状況なん?!







プールに着くやいなや2人に何があったん?!っと1人錯乱していた。














ずぶ濡れのあなたの頬に手を添えてる浦田センパイ。
















思ってもみなかった状況に思わず、目の前のフェンスを力任せに掴んでしまう。



















「すきだ」
























……浦田センパイ。





知ってた。











あの人があなたのことが好きだって。













ならもっとできることがおれにもあったのに……。












「………先こされた。」

プリ小説オーディオドラマ