第16話

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2020/09/23 06:52

side sara




「えー本当ですか?それ?ふふ。一ノ瀬先生って意外とドジなんですね」






美術室に行く途中、一ノ瀬先生と桧山さんが楽しそうに話していた。





それに桧山さんは、



一ノ瀬先生に、触れていた。







…どうして?








「じゃあ、先生また明日」


「じゃあ明日。」

「……あ、日向。お前なんで昨日部活やすんd…」






知らない。



先生なんて。







私はオマケなんかじゃない。







先生のことを本気で好きだったのに……。











それから、クラスに直行した。









「…坂田くん」







ちょうど掃除をしながら、男子とふざけていた。



そのまま、校舎裏に呼び出した。











「このあいだの、返事なんだけど、」





わかりやすくビクつく坂田くん。






「…いいよ」







「付き合おうよ。坂田くん。」

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