第13話

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2020/09/22 14:19


悠のクラスにて、





「さーかたっ！はよ」


「おーセンラ、はよ」


「おはよう」


「おは……」




ひ、日向さん！？が、いまあいさつしてくれたんよね！？




「……お、はよ」


「ん？さかたなんかすげー顔赤いけど」


「なんでもない！」











キーンコーンカーンコーン






放課後-昇降口-







「あ、……やっぱり。数学の教科書忘れたっぽい。明日小テストあるのに……。ごめんちょっと取ってくる。」


「分かった。じゃあゆいちゃん、ここで待ってるね」


「ありがとっ」






「……あれ桧山帰んないの？」


「あ、浦田くん。ゆいちゃん待ってるの」


「あーそうなんだ。じゃあ、気ーつけて帰れよ」


「浦田くんもね～」






とんっ






「わ！」



ぼーっと立っていたら、誰かとぶつかってしまった。







「あ、ごめんな、さい……」



ひ、日向さん！！







「……あ坂田くんの」



「お、幼なじみです」






ど、どうしよう！！どんな顔すればいいのかな分かんない





 
「か、か、帰るの？」





わーっ！！変なこと聞いちゃった……


   



「…はい……？」



「そ、そうですよね。ごめんなさい……。当たり前のこと聞いちゃって」



「い、いえ…。……あの、わたしは人見知りなんです」



「え？」



「人見知りで…その、会話も下手で……。すみません」







あ……。クールとかそういうんじゃないんだ。







「上手に話したいのに……坂田くんのお友達だから…。」




「……ひ、日向さんは、悠のことどう思ってますか？」


「え？」







わ……。すごいこと聞いちゃった…。すごくドキドキしてる……。








「……坂田くんは、…まっすぐで優しいですよね」



 

￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣




「あなたー！ごめんお待た、せ…？……あなた？」






2人、結ばれちゃうのかな………？

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第14話・

むんﾁｬﾝ☾

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。