西畑side
俺、こんな童顔やからか知らんけど、
昔から可愛いなぁ、とか、
付き合って、とか、めっちゃ言われてきた。
勿論嬉しいけど、
俺が本気で好きになれないのが可哀想だから、
毎回断ってた。
俺、高校3年生にもなって、
初恋もまだ。
理想そんな高いんかなぁ、
ビビビッってこーへんねん。
そんな感じで考えながら歩いてたら、
人とぶつかってしまった。
後輩。
まさかの女の子。
はぁ、悪いことしちゃったなぁって思って目を合わせたら、
体に電気が走ったかと言うぐらい、
めっちゃビビビッってきた。
めっちゃ小顔で、
目おっきくて、
こんなの運命かと思った。
これは付き合うしかない。
俺ならいけるっておもって、早速行動に出た。
声も何もかもが可愛い。
一目惚れの進化形?(笑)
なにいってんだろ、俺。
まさかの廊下で、
出会って5分も経たずに、
公開告白しちゃいました。
こんな俺、好きになってくれへんかなぁ、
でも、
絶対俺のものにさせるから。
next。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。