部費貰ったし、携帯あるし行こーっと。
トコトコ(((((*´・ω・)
トコトコ(((((*´・ω・) 15分後
30分後
つ、着かない……!
完っ全に舐めてたこの人の方向音痴!
何この人!超いい人!!
・
・
・
今、16時半くらいだし、ちょうどいいかな。
それにしても一気に、頼みすぎじゃない?
両手使わないと持てない……腕ちぎれそ(汗)
えぇ、どうしよう!
トコトコ(((((*´・ω・)歩いて1時間
なんか暗くなってきたと思ったら17時半!?(腕時計)
やばいぞ……サボりだと思われる!!
ポツ
ポツ、ポツ、、ザァァ…
嘘でしょ!こんな時に雨?!
私は荷物が濡れないように抱えながら屋根がある場所に走る。
夏と言えど、夕方に雨に濡れるのは肌寒い。
その場で戸惑ってる私に、二人の男が声をかけてきた。
うわぁ(羞恥)ジャージ着てくればよかった……
まだ、下着の上にキャミ着てただけマシだよね!
多分、これヤバいやつだよね?
直感的にそう思った。
ここはとにかく、逆上させないようにハッキリ且つ好感良く接した方が身のためな気がする。
さ、寒いけど(;゙゚’ω゚’):
しつっっこい!!
なんでぇ!?
めっちゃ接し方良かったと思うのに!
もう一人の男が私の手首を掴み路地裏に連れ込まれた。
握力強いな、手首いった……。
んなわけねぇだろ。
こちとら、雨に降られて迷惑してんだよ!
好きでこんな格好してるわけじゃねぇんだぞ!
さすが二次元世界。
モブでもDQNでも顔だけはいい、
タイプじゃないけど\_(・ω・`)ココ重要!
だからさ♡っじゃねぇよ!!
離せつってんの!分かる?
ゾワァァ……
あー、やばいなコレ。
単純な力では勝てないやつだ。
耳元で息吹きかけたりすんのマジやめて欲しい。
気持ち悪い……
今、両手両足掴まれている上に
馬乗りにされてるから何も出来ない。
あー、超冷たい。結果ここ外なんだよなぁ。
雨に濡れてるんだよなぁ、ココア飲みてぇなぁ……
可愛いことかぁ……そういや昔から可愛げないってよく言われたなぁ。
いやぁ〜、ほんとどうしよう。
無理!まじで無理!!気持ち悪い。
せめて
______せめて隙さえあれば…!
この時、私は絶望という覚悟を決めた。
!?
遡ること数十分前
次々とその場から立ち去って行った。
そこに残ったのは、
からかいのつもりで放った言葉が、
珍しく真面目な声で返答してきた日向に
月島は目を開いた。
・
雨も風も強くなってきた。
中身は、スポドリ粉やテーピング……その他もろもろが入っていた。
間違いない、これはあなたが買ってきたやつだ。
止まって耳を澄まして聞いてみる。
落ち着け、聞こえる方に足を進めてみよう。
この近く……人目につかないところ。
そこには男二人に押し倒されているあなたの姿があった。
スマホを取り出して写真を撮る。
男たちの意識が僕の方に向けばいい。
!?
《今に戻る》
蛍、こっわ……
笑顔だけど笑ってない……怖。
蛍のおかげでこの人の力が他を向いた!
今ならいける!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!