はい、みなさん。
こんにちは、あなたです!
あのあと、蛍と角名くんに付き添ってもらって
頼まれたものを無事に買えたあなたです。
おかげで喜んでました、、、って
そんなことはどうでもいいんですよ!
えー、途中経過を発表したいと思います。
えーっと、大変申し上げにくいのですが、
この一週間で、状況はほとんど変わってません!!
なんでかって?
そりゃあ、、、
"あなたちゃん"が全部水の泡にしてくれたおかげでパーですよ笑
一瞬びびった……
日向は、みんながいる方へわたしを引っ張る。
ほら、、さっきまで明るかった空気が一気に下がった。
わたしの中で、アニメの翔陽が言った、あるセリフを思い出した。
『負けたくないことに理由って要る?』
この時や、今回の翔陽の言葉は
嘘偽りのない、ただ純粋に思い発した言葉なのだろう。
それは、少し怖くて心強い。
翔陽……!
気持ちは嬉しいけど、それをこの場で言うのだめ!!
あぁ、まだ謝れてないところが変な目で見てくるよぉ……
翔陽……
これ以上は、翔陽が辛い思いするだけ。
周りの人は、わたしたちの話が見えず、ぽかんと見ている。
わお♡ブーイングの嵐〜!
あーいうのは、無視するのが一番っ♡
なので
(ฅ・ Σ ・ฅ)サイナラ〜
・
・
本日二回目の土下座。
お前なぁ、何撮ってんの??(2回目)
ふざけんなよ、マジで。笑
頭を地面に擦り付ける。
なにわろとんねん
ウグッ、こ、こいつ……わたしがお礼言ったことで調子乗っとるな?
このチベットスナギツネめ……
・
翔陽の胃袋はブラックホールか何か?
タイミング……!!!!
そう言って、肉や野菜を乗せた紙皿を渡す翔陽。
パクッ
ちょっと美味しすぎて、食べ過ぎた。笑
このつかの間の楽しみは、一生忘れることは無い。
……だけど、忘れてはいけない。
あの神は今も見ているということを。
ゴメンね、翔陽、蛍。
わたしが幸せになれば、周りに不幸が降りかかるんだ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。