家に入れると
🦁「いやぁ〜、暖かい〜!!」
なんて言って にこにこしている。
『あの…さ…』
私がなにか喋ろうとすると
🦁「あなたッ!、」
なんていきなり大きな声で名前を呼ぶからびっくりする。
んで、しばらく時間が経つと
🦁「僕じゃやっぱりダメだった?」
なんて聞いてくる。
『………………』
なんと返せばいいんだろう
『あの……』
🦁「僕さ、別に僕……」
🦁「付き合うってことを チャリティみたいな感じに捉えたこと全くないよ?」
『………え?』
🦁「あなた、もし君がそういう理由で僕との別れを決断してるのなら僕は嫌だよ」
🦁「だって 人が付き合う過程っていうのは」
🦁「たくさんの時間がかかるわけであってそれを人生の邪魔者だとは思ったこともないし、もし君がほんとに別れたいと思うのなら」
🦁「明日から僕のことは てひょんさん と呼んで.」
そう言うと颯爽と出ていってしまう てひょん。
『てひょん……さん……』
その言葉に何故か重みを感じた私は
一体何なんだろうか .
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!