第155話
135話
私はそれから考えた。
そのために少しの休暇をとることにした。
別に高校だから休んでもそんなに言われないと思っていたし
自分の身体的にも疲れていたから。
毎日のようにポストに届く、クラスメイトからの手紙やクラスだより。
それと、てひょんからの手紙も。
どうやら、毎日私の家に届けてくれているのは てひょんのようだ。
手紙には毎日
「 たくさん悩んで、いい答えを 」
その文末で終わるのが定番だった。
そして、ある日の手紙では
「 今日は雪がすごく綺麗な色をしていたよ 」
なんて書いてあって 写真も入ってた。

こうして、毎日募る てひょん からの手紙は溜まっていった。
じみん からは相変わらず何も無かった。
けれど、毎日ポストの手紙をとる時いつも じみな の付けてる香水の香りが微かにしていた。
なぜだろう。
なんだか今日は夜食が食べたい気分だった。
玄関のドアを開けると
🐥「…………」
『じみな………?』

🐥「あ………」
🐥「久しぶりだね……笑笑」
君はまた 私が見ない間に
少しだけ変わっていた。
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