第19話

第18段
2,348
2021/09/05 12:15
リュウク「やあ!☆あなた!ここで働いていると聞いてやってきたよ!」
『いらっしゃいませリュウクさん。相変わらずオーラがすごいです』
リュウク「オーラなんて常に保ってないとアイドルなんてやってられないさ!☆オススメは?」
『桃のパンナコッタです』
店長「あなたちゃんあのね?サイドメニューをオススメしても『サイドじゃありませんメインです』すんませんした」
『桃は常にメインです。メインです』
店長「なんで2回も言ったの⁉︎」
『大事なことなので』
店長「まあでも、君のおかげで助かってることはいろいろあるからね。楽しんでおいで」
『ありがとうございます』
リュウク「じゃあ桃のパンナコッタを☆」
『かしこまりましたっ』
♪カランカラン
『いらっしゃいま……』
桃太郎「こんにちはあなたさん」
白澤「に、你好…」
『………』
『お帰りくださいお客様…』
白澤「傷つくよぉ‼︎」
桃太郎「まあまあ、食べにきただけですから」
『………あそこです「せめて案内してください…」……わかりました』
白澤様……
私も謝らなきゃだけど…
私が謝る要素ってどこにあるんだろう…←
リュウク「(あ、薬屋の人だ…すごい睨まれてるし話しかけない方がいいのかな?☆)」
ごめんなさいリュウクさん、今度桃パフェ奢ります…
なので少し我慢してください…
『……ご注文お決まりですか』
桃太郎「(すごい不貞腐れよう…)」
白澤「(そんなにイヤか…!)」
白澤「お、オススメは?」
『抹茶わらび餅です』
リュウク「(あれええ僕には桃のパンナコッタって…桃好きのあなたが他のものをオススメ…)」
店長「(あのお客様に恨みか何かあるのかな…怖いよあなたちゃん…!)」
白澤「ごめんってあなたちゃん…あなたちゃんを傷つけるつもりはなかったん『じゃあリュウクさんを傷つけるつもりだったんですね』うぐ……」
白澤「あなたちゃんはアイツのこと好きなの?」
『どうしてそんな考えになるんですか……と、友達です』
桃太郎「友達…」
『…友達第2号です。…リュウクさんがイヤじゃなければ』
リュウク「大歓迎だよ☆」
白澤「…あの、ほんとにごめん…」
『…オススメは、桃のパンナコッタです』
白澤「え?」
『リュウクさんも同じものを食べてますが、同じくらい白澤様にもオススメできる商品です』
『それだけです』
桃太郎「あなた様…」
私はくるりと振り返り調理場の方へ戻ろうとした足を止めた
『…私も、少し…言いすぎました。お互い頭冷やしましたし…この話は終わりってことで』
少し上から目線のような言い方をしてしまったけれど、私は素直になることが不可能なのでこうするしかなかった
そして足早に調理場に戻った
そのあとは他の店員さんにお願いして2人の注文したパンナコッタを届けてもらった
桃太郎「…一件落着…なのでしょうか?」
白澤「多分ね…。………やっぱり、あなたちゃんのオススメは最高だよね♪」

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