あれから数週間
カムバの期間は既に終わったにもかかわらず、
今でも私たちの活動再開に対しての世間の熱が冷めることはなかった。
ニュースを見れば2年前の私たちの動画と共に特集を組まれ
海外からもテレビ番組、雑誌の取材の依頼が歯止めを効くことなく
大量に来ているとのことだった。
練習室______.
pururururu📱
部屋に響いた電話の着信音
スマホの画面には『非通知』と書かれていて私が登録していない電話番号からの電話だった。
普段は、こんな危険な電話出ることは無いのだけど、
最近マネ오빠がスマホの調子が悪く修理に出しまだ治っていないため予備のものを使っている
と、言っていたのでもしかしたらマネ오빠からかもしれないと思い電話に出た。
ずっと相手からの返答はなく
ただ何故か微かにクラシック音楽が流れているような音が聞こえる。
どんなに話しかけても声が聞こえない電話に直感で「サセン」だと思い何も言わずに電話を切った。
電話の主がマネ오빠では無いということは簡単にわかる。
元々設定した録音機能を後でマネ오빠達に聞いてもらおうと思い何事も無かったかのように
また、私は練習室に戻った。
_________________________
薄暗い部屋で音楽の音を上げながら薄気味悪く笑っている人
この電話が後々わたしやBTSにも大きな問題になるとは、、、
もっと早く気づいていたら
何も失わずに済んだのかな、、、、、
to be continued…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。