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メールにはそれはそれは長い文が書かれていた。
ユンギ오빠もナムジュニ오빠もパンPDにもその画面を見せると顔を歪ませる。
ナムジュニ오빠がそう言って練習室にいた他のメンバーも来た。
ユンギ오빠たち同様送られてきたメールを見て顔を歪ませる。
ずっと下を向いていた私にジン오빠がそう尋ねた。
困惑している皆を無視して今私が思ってることを言葉にした。
急に大きな声で怒りをあらわにした私を見てみんなが目を丸く開く。
はぁ…はぁ……はぁ……
怒りをそのまま口に出す。
一気に言ったせいで息が上がる。
私の怒りは収まることを知らず、
姿の見えないストーカー相手へと向けられている。
このメールから察するにいつか私の目の前にこの人は現れる。
それがいつか分からない恐怖はあるものの
自分の大事な人たちをこれほど侮辱されれば誰でも怒れてくるものだ。
かかってくればいい……
私は、そんじょそこらのか弱い女とは違う。
to be continued…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。