第22話

21話
630
2021/01/21 23:12









メールにはそれはそれは長い文が書かれていた。








ユンギ오빠もナムジュニ오빠もパンPDにもその画面を見せると顔を歪ませる。
キム・ナムジュン
キム・ナムジュン
なんだこれ……
ミン・ユンギ
ミン・ユンギ
完璧ストーカーじゃねぇか……
パン・シヒョクPD
早めに対策を取らないといけないな……
キム・ナムジュン
キム・ナムジュン
……他のメンバーも呼びましょう。
これはあなただけの問題じゃなさそうですから




ナムジュニ오빠がそう言って練習室にいた他のメンバーも来た。




ユンギ오빠たち同様送られてきたメールを見て顔を歪ませる。
チョン・ジョングク
チョン・ジョングク
何なんですかこの文……気持ち悪い…
チョン・ホソク
チョン・ホソク
僕らに対して敵視剥き出しじゃないですか…
キム・テヒョン
キム・テヒョン
こんなの送ってくる奴いるんだ…
パク・ジミン
パク・ジミン
考えただけで虫唾が走る……
キム・ソクジン
キム・ソクジン
あなた??どうした?







ずっと下を向いていた私にジン오빠がそう尋ねた。


(なまえ)
あなた
言ってもいいですか?
キム・ナムジュン
キム・ナムジュン
え、何を?



困惑している皆を無視して今私が思ってることを言葉にした。
(なまえ)
あなた
なんなのこのメール!?


急に大きな声で怒りをあらわにした私を見てみんなが目を丸く開く。
(なまえ)
あなた
気持ち悪ッ!?何が高嶺の花よ!!
私は植物なんかじゃない!!
(なまえ)
あなた
そもそも僕は蝶?ハッ…笑えるㅎㅎ
何が喋よ!蛾と変わらない単なる昆虫じゃない!
(なまえ)
あなた
そんな奴が私の元にたどり着けるとかアホ抜かせ!!
(なまえ)
あなた
何が『黒いバラを持ってあなたの元に参ります。』よ!!あ〜寒ッ!?キザすぎて…悪寒がするわ!!





はぁ…はぁ……はぁ……





怒りをそのまま口に出す。





一気に言ったせいで息が上がる。
(なまえ)
あなた
私の大切な人達をクズ呼ばわりしておいて…私が振り向くとでも思ってるのかしら?
(なまえ)
あなた
上等じゃない。
こんな奴私の目の前に現れたら盛大な小言を言ってやる!
ミン・ユンギ
ミン・ユンギ
盛大に言ったら小言じゃないだろ……
(なまえ)
あなた
何か言いました?ユンギ오빠?
ミン・ユンギ
ミン・ユンギ
いえ……










私の怒りは収まることを知らず、
 




姿の見えないストーカー相手へと向けられている。





このメールから察するにいつか私の目の前にこの人は現れる。






それがいつか分からない恐怖はあるものの




自分の大事な人たちをこれほど侮辱されれば誰でも怒れてくるものだ。






(なまえ)
あなた
はぁ……ただの馬鹿でよかったです。
躊躇なく、相手に立ち向かえる。



かかってくればいい……



私は、そんじょそこらのか弱い女とは違う。
チョン・ジョングク
チョン・ジョングク
怖がってるのかと思ってたけど…拍子抜けですね……
キム・テヒョン
キム・テヒョン
なんか、思ったより大丈夫そうですね…
ミン・ユンギ
ミン・ユンギ
まぁ、普通とはちょっとズレてる所あるからな…
チョン・ホソク
チョン・ホソク
これ、僕らの力いるかな?
キム・ソクジン
キム・ソクジン
そんなに要らないかもな……
パク・ジミン
パク・ジミン
あなた…僕らより男気がある気がする…
キム・ナムジュン
キム・ナムジュン
まぁ…僕らも一応警戒しておこう……












to be continued…。

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