榊原タツキ君にお礼を言われ、もう5時限目が始まっていたのでこれから授業に出てもなぁーと思っていると
かわいいピンクのうさぎのぬいぐるみがうごいているではないかー!
そーっと近ずいてもふもふしようかと思いゆっくり近ずくと急にクルっとこちらを向いて「おまえだれだぁー?それよりたちゅきしらないかぁー?」
と喋っているではないか?!
「えっ!喋ってる、、、?」
「オデ喋れるんだどー!」
「それよりたちゅきしらないかぁー?」
「どこにいるのかは知らないけどさっき先生のところに行ったよ」
「オデの足じゃー遠いから連れてってくれー」
「いいけど、もふもふさせてくれる?」
「いいどぉー」
そこで私はうさぎのぬいぐるみを抱き抱えて思いっきりもふもふした
「痛い痛いどー」
「だってうさちゃんがかわいいんだもーん」
「オデうさちゃんじゃないどーコンスタンティンだどー」
「コンスタンティン?」
「コンちゃんでいいど」
コンちゃんと一緒に学園を回ることにした、コンちゃんは楽しそうに
「たちゅきっ!たちゅきっ!どこなんだどー」
と歌っている
化学準備室に行くと誰もいなかった
中に入って探そうとしたが、大きなダンボールで足を引っ掛けてしまったらしい、頭を打って気を失っていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!