ここ最近私のシフトがある日はジョングクはよくカフェに来る
学校があれば一緒に行くし、土日はお昼時に来る
あの日以来かなりの頻度で来るから他の常連客の人達とも仲が良くなりジョングク自体も常連客と化していた。
今日も一緒に学校を出てバイト先に向かう。
1度ジョングクと別れ私は裏門から入りジョングクは正面から入る
制服に着替えフロアに出るともう既にいつもの席に座りながらメニューを読んでいるジョングクがいた。
なんて、マスター友仲が良くなり今ではこんな風に笑ってる。
かなりの人見知りのくせに懐くと本当に犬みたいㅋㅋㅋ
いや、見た目はうさぎかㅋㅋㅋ
そう言うジョングクだって笑ってる
時の流れは私の心に少しづつ余裕を作ってくれて前まで作れなかった笑顔も作れるようになった。
時間のおかげでもあるが、1番大きな理由はこのジョングクなんだろう。
ずっとそばでこうして笑わせてくれる
好き…………
そう思っている。
でも、この好きは未だに友達としてのものだとはっきりとして言える。
ちゃんとジョングクの事は考えている。
見ているつもりだ……
でも、やっぱり私の心の中にはずっとユンギさんがいて……
憎いと感じていた気持ちも今はだいぶ落ち着いてきて、好きだという気持ちが増している気がする。
本当に私も自分のことが分からない。
酷いことをされた
傷つくような酷いことを……
でも、好きなのはそれだけ私がユンギさんに夢中だって事なんだろう……
今は、全く会えないけれど…………
何してるんだろう……
ユンギさんのことを考えていたらぼーっとしていたようだ。
もう冬だから引退したのは結構前のはずなのに…
確かに、ここ数ヶ月ジンさんとも会ってない気がする
国立の大学に行くなんて凄い……
ジンさんからのお誘いなら行きたい。
そう言ってジョングクはカフェオレを1口飲んだ
私も他のお客さんが来たからジョングクの座っている席を離れ自分の仕事を始めた。
to be continued…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!