第40話

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2020/08/24 09:06






ジョングク
………
ユンギ
……








ただただ無言が続く。





話し合わなきゃって思うけど、何から話せばいいのか……









重い空気が流れるここには、他にお客さんもいない。





マスターが居るけど、マスターは聞いたとしても口が堅い人だからきっと大丈夫だろう。






どちらも口を開かないでただ、自分の頼んだ飲み物を見ている。
ユンギ
なぁ、ジョングガ……








突然ユンギ형が声をかけた。
ジョングク
なんですか?ユンギ형…
ユンギ
お前、あなたの事好きだったんだな、、




え、、


ジョングク
そこからですか、、
ユンギ
全く気づかなかった、





형って意外と鈍感なんだな、、
ユンギ
誰が鈍感だ。





思ってること口に出してたみたい
ジョングク
好きですよ、ユンギ형が知り合う前からずっと、、
ユンギ
そっか、、


知り合う前って言葉を少しだけ強めに言った。




明らかに少しだけ落ち込んでいるような表情をする형






言い過ぎかもしれないし、いつもなら형達が嫌がることを俺は絶対にしない。
だけど、今回ばかりは、、
あなたのことだけはいくら형だとしても譲りたくない…
ジョングク
형は、いつからあなたに惹かれたんですか?
ユンギ
初めて、この店に来た時、、かな?
ジョングク
結構最近なんですね、、







どんなに最近だとしても、ユンギ형は本気であなたの事が好きなんだろう。




女の人に全く興味がなかったユンギ형が初めて自分から話しかけに行って、





俺らにも滅多に見せない笑顔を向けて、、
それだけでどれだけ好きなのか分かる








それは、あなたも、、、、
ジョングク
형、俺は형に勝てないって思ってるんです。
何においても、、



バスケだって、



勉強だって、、
何においても、、ヒョンは僕よりも完璧で、、




そつなくこなす
ジョングク
でも、あなたの事においては負けたくないし譲る気もありません。


そう、譲れない



初めてなんだ、こんなに好きになったの


いくら望みがなくたって、




あなたが振り向く確率がどんなに低いって分かってても





諦める気なんて持てないんだ。






ユンギ
俺だって、諦める気は無い。


諦める?





ユンギ형は何も心配することなんて無いんですよ、、






あなたを見たら嫌でもわかる。




あなたは、ユンギ형しか見てないから、、
ユンギ
でも、俺はあなたを傷つけたから、、
隣に立つ資格は無い、、
傷つけた??


何をしたんだ??
もしかして、今日あなたが元気がなかったのって、、
ジョングク
あなたの元気がないのってユンギ형のせいですか?
ユンギ
俺、あなたにキスしたんだ。
無理やり、、
ジョングク
な!?何やってるんですか!?
無意識のうちにユンギ형の方に向かって胸ぐらを掴んだ。



ありえない、、




どうしようもないぐらいの怒りが込み上げて顔に血が上る。
ジョングク
ユンギ형、、そんな最低なことして許されると思ってるんですか?
ユンギ
……。
何もせず、ただ下を向くユンギ형
ジョングク
何か言ったらどうなんですか??
ユンギ
……。







あなた

……ッ!?何やってるの!!ジョングク!!








to be continued…。

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