その日は、わからぬ感情を持ったまま眠りについた。
翌日もユンギさんに対しての感情は残ったままで学校に向かった。
ジョングクに話してみようかな…
ジョングクside
単刀直入に言う。
僕は、あなたが好きだ。
高校の入学式の時たまたま隣に座ったあなたを見て一目惚れした。
人見知りなのにあなたのことが知りたいから自分から声掛けてアピールしたり色々してるのに鈍感すぎるからあなたは、全く気づかない。
2年になってからバイトを始めたあなたにかなり不安があった。
学校でもかなり美人で人当たりもよく誰とでも分け隔てないあなたに好意を抱いている男子は多い。
バイト先で出会いがあってその人と付き合うなんてことになったら僕は立ち直れない。
僕の願いとは裏腹にあなたは、バイト先で高校生の人と出会って
自分では気づいてないけど胸が締め付けられるなんてそんなの『恋』としか言えない。
僕のものになってくれたらどんなにいいのかなんて考えた。
告白してしまえば済む話なのは分かってる。
でも、関係が崩れるのが怖い。
臆病な僕だからその高校生の男の人に先越されてあなたを取られちゃうんだろうな。
好きだから、あなたには幸せになってもらいたい。
でも、自分の1年ぐらい思い続けていた感情は直ぐに諦めきれる訳でもない。
だから、せめてまだ好きでいさせてください。
to be continued…。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。