第16話

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2020/03/01 13:40
ユンギ
あなたはさ、ジョングクと付き合ってるの?
あなた

え?

急な質問に驚いた。
何より、そんなふうに思われたなんて知って胸が締め付けられるような感覚に襲われた。
あなた

な、何言ってるんですかユンギさん笑
付き合ってるわけないですよ!

ユンギ
そう……
何だか何時もよりも元気がないように見えた。
あなた

も、もしかして嫉妬してます?

ユンギ
………うん……。
あなた

え?

冗談半分で聞いたつもりがまさかの答えでさらに驚いた。
ユンギ
嫉妬した。
ジョングクにもジン형にも…
あなた

それは、どういう…

ユンギ
分からない……何故か、あなたと楽しそうに話してるジン형やジョングクを見てるとイライラする。
そう言ったあと、こちらを真っ直ぐ見て言った。
ユンギ
俺、あなたのことが好きなんだと思う。
その言葉を聞いて、さっきの胸の締め付けがさらに強くなるでも、それはどこか暖かくて


優しいものでさっきとはまるで違うものだった。
ユンギ
あなたは?
あなた

え?

ユンギ
俺の事…どう思ってる?
気づかないわけじゃない。



本当は最初から知ってた。



私がユンギさんに好意を抱いてるって。
でも、そんなの持っちゃいけない。
彼は私のバイト先のお客であって友達ではない。
良くて知り合い程度だろう。
お客さんと恋人っていう関係になるのはいけないと心のどこかで思ってる自分がいて直ぐに「私も好きです」なんて言えなかった。
だから、私はあなたに嘘をつく。




決して、実ってはいけない恋だから……
あなた

私は、ユンギさんのことそういう風に見たことないです。







to be continued…。

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