あぁ、、
この雰囲気嫌いだ。
ジョングクの目がまっすぐ私を見てる。
少し甘さのあるその眼差しが、今の私にはすごく嫌で仕方がない。
伏し目にした時のまつ毛の間に見える瞳はさっきの甘さが悲しみになってるのが見えた。
私、いつからこんなに酷い人間になったんだろう。
自分のことばかり考えて、ジョングクの事ちゃんと見てなかった…
知らない間にきっと、ジョングクのことを傷つけていたんだ。
大事な人なのに、、
ゆっくりとその場から離れ自分の席に向かう。
その時のジョングクの背中はどこか寂しそうに見えて、やるせない気持ちになった。
私の心は、以前浮かないままで、、
どうしたらいいのか分からないまま、、
その日の最初のチャイムが鳴った。
to be continued…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。