ユンギside
それからのことはあまり覚えていない。
勝手に勧められる婚約話
目の前に座るヨリムと言う彼女は俺の方をチラッと見ては目を逸らし顔を赤らめている。
所詮顔だけだろ?
正直、この婚約話いつかは来るだろうと思っていたけど……
こんなに早いとは……
まぁ、あなたのことを諦めるいい口実になったかな……
これで、潔くあなたの事を諦められる…
いや、当分は……
というかこの先もきっと忘れられないだろうけど………
結婚のための準備も受験も学校のことも色々あるから忙しくなって
あなたに対しての気持ちも少しは紛れるだろうな…
あ、そうだ……
このおじさん…
いや、お義父さんは分かりがいいらしい。
父に対してぶっきらぼうに返事をして早足でジン형が言っていたパーティー会場(あなたのアルバイト先)まで向かった。
to be continued…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。