初めて入った場所は、レトロ感があっていつも騒がしい友達がお気に入りだというのが信じられないほどだった。
入ってすぐに君が放った言葉で俺は惹かれてしまったんだ。
なんでもない日々や、人間関係に嫌気が差して白黒の世界にいた俺を君は、色のある世界に連れてきてくれた。
店長の人の良さや店の雰囲気はもちろん俺がここに来ようと思う理由には君がいて。
話をしたいと思っても、奥手な俺には出来なくて…
もどかしい気持ちを堪えて君に言うよ。
笑顔で出してくれた温かい珈琲が冷める前に……
君に……
好きって……。
to be continued…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。