第44話

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2020/09/12 11:46





その後もまた沈黙が続いていたがその沈黙に耐えきれない私を見てジョングクはそのままお金をテーブルに置いてお店を出た。
ジョングク
じゃあ、また明日…









お店からジョングクが出たあとすぐに他のお客さんが入ってきた。
あなた

あ、いらっしゃいませ…って、ジンさん……






お店に入ってきたのはジンさんだった。






ジン
また戻ってきちゃったㅋㅋㅋ


そんな風に優しく笑うジンさんがいつもはとても好きなのに……





今はなんだか誰も好きだと思えない。
あなた

いらっしゃいませ…





私のテンションが想像以上に低いことに少し驚いているがジンさんは何も言わずにいつも一人で来た時に座る窓側の席に座った。

あなた

注文お伺いしますね。

ジン
うん、じゃあコーヒーとココアを
あなた

2つ…誰かと待ち合わせですか?

ジン
ん?まぁね…ㅋㅋㅋ


言葉を濁していつものように笑っているジンさんに多少の疑問を持ちながらコーヒーとココアを用意する。
あなた

マスター…ブレンドコーヒーお願いします!

マスター
あぁ…ごめんよ今ちょっと手が離せないからあなたちゃん作ってくれるかな?



いつも私が作るコーヒーは絶対にお客さんには出さないのに…
あなた

分かりました……

マスター
大丈夫だよ。あなたちゃんのコーヒー最近さらに上達してとても美味しいから



励ましの言葉を聞いてコーヒーを入れた。





あなた

お待たせしました。コーヒーとココアです。

ジン
ありがとう、さぁあなたちゃんも座って!




そう言ってジンさんと対面する席を指す。
あなた

いや、まだ仕事中ですし……

ジン
今お客さんいないでしょ?
あなた

でも…

ジン
今僕はあなたちゃんと話したいことがあるんだ。




さっきまでニコニコと笑っていたジンさんだったが急に真剣な表情になった。






あなた

分かりました……





私がそう言うとさっきのようにニコニコとまた笑いかけた。



ジン
よし…じゃあ、何から話そうかな…




どうやらジンさんは複数のことを私に聞く気でいるらしい




今は、誰とも話したくは無いのだけど……




ジン
はは…そんな暗い顔しないでよ!可愛い顔が台無しだろ?ㅋㅋㅋ


この雰囲気に似合わないそんな明るい声で困った表情をしながらジンさんはそう言った。
ジン
あまり乗り気では無さそうだし…単刀直入に聞いた方が良さそうだな……







ジンさんはそう言うと真剣な目で私のことを見る
 

そのジンさんから出る雰囲気になんだか圧倒されてしまう




一体何を聞かれるんだろうそう思ってしまう。
ジン
あなたちゃん……













ジン
あなたちゃんは…一体誰を見ているの?













to be continued…。

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