その後もまた沈黙が続いていたがその沈黙に耐えきれない私を見てジョングクはそのままお金をテーブルに置いてお店を出た。
お店からジョングクが出たあとすぐに他のお客さんが入ってきた。
お店に入ってきたのはジンさんだった。
そんな風に優しく笑うジンさんがいつもはとても好きなのに……
今はなんだか誰も好きだと思えない。
私のテンションが想像以上に低いことに少し驚いているがジンさんは何も言わずにいつも一人で来た時に座る窓側の席に座った。
言葉を濁していつものように笑っているジンさんに多少の疑問を持ちながらコーヒーとココアを用意する。
いつも私が作るコーヒーは絶対にお客さんには出さないのに…
励ましの言葉を聞いてコーヒーを入れた。
そう言ってジンさんと対面する席を指す。
さっきまでニコニコと笑っていたジンさんだったが急に真剣な表情になった。
私がそう言うとさっきのようにニコニコとまた笑いかけた。
どうやらジンさんは複数のことを私に聞く気でいるらしい
今は、誰とも話したくは無いのだけど……
この雰囲気に似合わないそんな明るい声で困った表情をしながらジンさんはそう言った。
ジンさんはそう言うと真剣な目で私のことを見る
そのジンさんから出る雰囲気になんだか圧倒されてしまう
一体何を聞かれるんだろうそう思ってしまう。
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to be continued…。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。