あなたside
月日の流れとは早いものでもう4年も経った。
高校を卒業後、私はカフェでのバイトを経験中にバリスタになる夢を見つけた。
そのための勉強も大変だったけど、楽しかった。
大学に通いながら学んだ後今では高級ホテルのバー兼カフェでバリスタ・ウエイターとして働かせてもらっている。
と言っても、私はまだまだ新人
修行という名の雑用を任され忙しい日々を過ごしている。
開店してまだ時間が経っていない中で留守番をしていた私の目の前にジョングクが座っている。
4年の月日がたった今でもジョングクとの交際は継続中
同じ職場になったのは偶然なんだけど、
こうして彼の休憩がある度に私の働いているここに来るようになってしまった。
顔がいいジョングクは、このホテルでもかなり有名人
コンシェルジュとして入社にて以来すぐにこの顔面のおかげでお客さんはもちろん社員までも虜にしている。
私がジョングクの彼女だと知っているのはここのマスターだけ
ここのホテルの社員はほとんど知らない
だから、ジョングクがここに居座る理由は社員の中ではかなり謎らしい。
私も本当に謎……
そう言って作業しているマスターに尋ねる。
真面目な顔を急にして話すから断れないじゃん…
まぁ…時間はあるし、
顔を赤くして少しどもって言うジョングク
怪しすぎだろジョングク……
to be continued…。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。