道枝side









流星くんと二人で遠出のロケ





最近は二人での仕事が多くて、距離感が前以上に近くなってる気がする





大西「ホテル相部屋なんや！」




道枝「流星くん、一人部屋が良かったんちゃう？」




大西「ううん、みっちーとなら一緒の部屋でも全然大丈夫」




道枝「そっか」





割とガードが固めな流星くんにそう言われるのはかなり嬉しい




大西「何にやにやしてんの笑」




道枝「えぇ？別にしてへんよ」





すぐ顔に出てしまう癖を本当にどうにかしたい





大西「してるやん笑 俺と一緒の部屋でそんなに嬉しいんや」





道枝「そりゃ嬉しいよ」





大西「あはは、素直で可愛い」







ロケの後、ホテルに着いて寝る支度をした






道枝「疲れたからよく眠れそうやな」

 


大西「ほんまそれ笑」



        

アラームをセットして、おやすみと言い合ってそれぞれのベッドで眠りについた






道枝「ん、、、」





夜中にふと目が覚めて、スマホを見ると2時だった




隣のベッドを見ると寝てるはずの流星くんがいなかった




道枝「あれ？」






視線をずらすとソファに座ってポーっとしてる流星くんが目に入った




俺はベッドを降りて声をかけた





道枝「流星くん」




大西「ごめん、起こしちゃった？」




道枝「ううん、なんか目覚めただけ」


       「どうかした？」





大西「、、、なんか怖い夢見て」


    
       「そっから眠れんくて」





道枝「どんな夢？」





大西「なんか、、暗いところにひとりぼっちになっちゃう夢」






泣きそうな顔を見てほんとに怖かったんだなとわかる





大西「夢でこんなに怖がるなんて、子供みたいよな」




道枝「そんなことないよ」





俺は気の利く言葉が思い付かなくて、ただ黙って隣に座っていた





大西「みっちーの横、落ち着く」





俺の肩にこてんと頭を乗せてそう言った流星くん




可愛すぎる行動に思わずきゅんとした





道枝「そう？それは良かった」


    
      「落ち着くまで、いくらでも付き合うよ」




大西「んふふ、優しいな」





しばらくして流星くんの顔を覗き込むと、目がとろんとしていた





道枝「眠くなってきた？」



大西「うん」



道枝「ベッドで寝よ、ここだと体痛くなるから」



大西「うん」






俺も寝ようとすると少し寂しそうな顔をして立ったままの流星くん





道枝「流星くん？」




大西「、、、一緒に寝てもいい？」




道枝「え、、うん、もちろん」





先に俺がベッドに入って、後から流星くんが遠慮がちに入ってきた





大西「嫌やない？」




道枝「嫌じゃないよ」




俺は体をぐっと流星くんに近づけた





道枝「この方が落ち着くかなと思って」





流星くんが俺の胸元に顔を埋める





大西「うん、落ち着く」



        「ありがとう」





俺は流星くんの頭を撫でた





道枝「おやすみ」



大西「おやすみ」





すぐに寝息を立て始めた流星くんを見て、安心して俺も直ぐに眠った







朝目が覚めると、腕の中にいたはずの流星くんが居なかった





道枝「ん、、、、」





ﾄﾞｻｯ





道枝「うわっ！」





上から急に流星くんに飛び乗られてばっちり目が覚めた





大西「おはよ、みっちー」




道枝「おはよ笑、もうびっくりした〜」




大西「やった〜、どっきり成功や笑」





元気になったみたいで安心した





ﾁｭｯ





流星くんが俺の頬に軽くキスをした





道枝「っ///、、、」




大西「昨日はありがと♡」




道枝「不意打ちはずるいってぇ、、」




大西「んふふ、可愛い」






お互い甘えて甘やかして、居心地のいい関係性がこれからも続くといいな





fin




可愛い二人で可愛いお話書きたくなって書いてみました🫶