第32話

隣人以上

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2018/10/17 09:40

どうも、しらす(°∀。)です。

本編に行く前に1つ、警告。視点が優樹菜と翔で交互になります。

それを理解した上で、どうぞ〜

✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄

翔Ver.

黒澤翔（くろさわかける）

はぁ…はぁ…

莉奈さんに乗せてもらって、空港まであと少しの所で、渋滞にハマってしまった。

だから、あとは自分で走ると言った…。

黒澤翔（くろさわかける）

くそ…あと30分…

こんなことになるのなら、ちゃんと運動しておけば良かった…。

今は、とにかく急がねぇと…

優樹菜Ver.

楠優樹菜（くすのきゆきな）

うぅ…どうしよ…

思い切って、空港まで来たものの、まだ迷ってる私…。

あと20分で、飛行機が来る。それまでに決めておかねば…。

そう思っているのに、なかなか行けないのは、翔くんが

気になっているから…結局、好きなのだ…

楠優樹菜（くすのきゆきな）

こうなったら…！

そう思って、ゲートに行く時だった

黒澤翔（くろさわかける）

優樹菜っ！

私の好きな人の声が聞こえたのは

翔Ver.

自分でもビックリするぐらいに早く走れたと思う。

でも、もう足が限界だ…空港までで、やっとって感じ…

黒澤翔（くろさわかける）

どこ…に…いるんだ…？

息切れで言葉が途切れ途切れになってしまう…

それでもいい、早く見つけなくては…！

とりあえず、ゲートに向かおう…そう思って、足を踏み出した時

黒澤翔（くろさわかける）

ん…？

なんか、うろちょろしてる奴がいる…優樹菜にそっくり…？

というか、優樹菜じゃねぇか！

黒澤翔（くろさわかける）

優樹菜っ！

嬉しさのあまり、俺は叫んだ

優樹菜Ver.

楠優樹菜（くすのきゆきな）

か、翔くん?!

そう言った瞬間に彼が走ってきて、私を抱きしめた

楠優樹菜（くすのきゆきな）

わ…

黒澤翔（くろさわかける）

バカじゃねぇの？ちゃんと挨拶ぐらいはしろって…

第一声は、叱られると…

黒澤翔（くろさわかける）

それに…

耳元に彼の顔が近い…吐息が聞こえる…

黒澤翔（くろさわかける）

俺は、お前の事諦めるつもりないから

楠優樹菜（くすのきゆきな）

…っ////

黒澤翔（くろさわかける）

ニューヨーク行くなら、俺は何年でも待つ

ねぇ…そんなこと言われたら…

黒澤翔（くろさわかける）

優樹菜が好きだ

そんなこと言ったら…私の決意がどっか行くじゃない…

楠優樹菜（くすのきゆきな）

私も…好きだし…？

黒澤翔（くろさわかける）

っ！

楠優樹菜（くすのきゆきな）

何、自分から告白しておいて、恥ずかしいの？

黒澤翔（くろさわかける）

ち、ちげぇよ…っ///

楠優樹菜（くすのきゆきな）

ふふっもうニューヨーク行くのやーめたっ！

黒澤翔（くろさわかける）

はぁ？お前なぁ…

楠優樹菜（くすのきゆきな）

ねぇ、荷物もってよ！重いんだから

黒澤翔（くろさわかける）

今度は雑用か…？

楠優樹菜（くすのきゆきな）

よろしくね、彼氏さん♪

黒澤翔（くろさわかける）

…っ///

ねぇ、もう、私はあなたの隣人だけじゃ足りないみたい

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第33話覚悟は出来てるよな？

しらす(°∀。)

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。