第56話

⑤𝚃𝙷𝚁𝙴𝙴『暴れていたのは』
3,237
2023/04/20 06:36
アーサー
アーサー
う…ゲホッ
森羅
森羅
ゴホッ…またフードが来るぞ…
煙が舞い、2人は咳き込みながら辺りに注意を配った。

バッ

すると、目の前にナイフの男が飛び出した。
アーサー
アーサー
(キンッ
森羅
森羅
(バッ
アーサーが剣で受け止め、その隙にアーサーの背中を飛び越えて森羅が蹴りを入れる。
??2
??2
(バッ

タッタッタッ

距離を取る白装束の2人。
森羅
森羅
俺達も力を合わせないとやられるぞ。
アーサー
アーサー
言われなくてもわかってる。
アーサーに声をかけた森羅は顔をしかめた。
森羅
森羅
お前は言ってもわからな…
アーサー
アーサー
ん?
2人
……………ふぅ
言い合いを始めそうになったところで、2人は1度息を着いて白装束を見据えた。
森羅
森羅
嫌なことも我慢するマン。
アーサー
アーサー
…ふっ
森羅とアーサーの目が暗闇に光った。
如月空緒桜
如月空緒桜
んー…
そのころ、空緒桜は纏に乗って上から町を見下ろしていた。
如月空緒桜
如月空緒桜
(距離的にこの辺りだと思ったけど…)
空緒桜は辺りを見回した。
如月空緒桜
如月空緒桜
(僅かに手に痺れを感じるけど、炎の矢を撃ってきた奴らは”焔ビト”ではなさそう…ということは、人間…)
空緒桜はその考えに至って目を細める。

ボッ

ドンッ

如月空緒桜
如月空緒桜
すると、近くから爆発音が聞こえた。
如月空緒桜
如月空緒桜
…流石に”焔ビト”と人間のどちらの相手もするなんて嫌よ…何なのかしら。
空緒桜が目を向けると、そこには砂埃が舞っていた。
如月空緒桜
如月空緒桜
…?
如月空緒桜
如月空緒桜
(あの砂埃…誰か暴れてる…?)

ドカッ

ガッ

如月空緒桜
如月空緒桜
空緒桜が目を凝らして見た時、不意に見知った顔が見えた。
如月空緒桜
如月空緒桜
(あれは…)
空緒桜は見つけたと同時に笑みを浮かべた。
如月空緒桜
如月空緒桜
面白そうなことしてるのね…森羅。

ボッ

空緒桜はそう呟くと、纏の火力を上げて目的の場所まで飛んでいった。
→𝑁𝐸𝑋𝑇
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🌌夜空🌌
🌌夜空🌌
余談ですが、ついに弐ノ章始まりましたね!
皆さんご覧になりましたか?
私はいきなり紅丸が出てくれて嬉しかったです(*´﹀`*)
今後のストーリーが楽しみですね✨

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