第62話

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2021/12/09 13:19
あなた「失礼します…」


森「お早う。」


あなた「今日は?」


森「貧民街にいる証拠人と、ある組織の殲滅を頼みたい。」


あなた「分かりました」


森「殲滅は元々中也君に頼む予定だったがね」


森「あなたちゃん頼んだよ」


あなた「はい……ヘックシュンッ!」


森「おや、くしゃみとは珍しいね」


あなた「すみません…」


森「資料を渡しておくから、無理しないでね」


エリス「あなた!時には休む事も大切よ?」


あなた「エリス嬢…ありがとうございます」









休む事も大切……か




あなた「貴方が?」


「俺?俺になんの…」


そう言いながら証拠人は私の持っている紙を見た


「っ!!」ダッ


あなた「……夜の雪」


あなたの左手から出る冷気が、地面を凍らせ、やがて証拠人を捕まえた



あなた「ヘックシュンッ!」


連れていこう








中原「油断すんじゃねぇ」


「ヒッ……」


重力からは逃げられない、と台詞を吐きながら、
彼の作戦は終わった


中原「ハァ……あとは頼んだぞ」

部下に命令して、横浜へ戻った


中原「後は……あれか」


俺がこの命令を受ける前に持っていた敵の殲滅作戦


中原「今からでも行くか…」







あなた「ここ……」


館と言うより豪邸だ


あなた「……寒」


冬でもないのに寒がり、私は蘭堂か


あなた「……」


左手に冷気を宿しながら、其の豪邸へと向かった




森「敵は約300人。他にも向かわせたかったが、済まない。1人でお願い。」


あなた「……夜の雪」






中原「……は?」


俺がそこに行った時はもう銃声がなっていた


中原「氷?」






あなた「っ!」


耳を劈くほどの銃声がこちらに向かってくる。


あなた「氷柱!」


弾薬よりも鋭い氷柱を人の胸にドスドスと刺していく


あなた「ハックシュンッ!」


頭がクラクラしてきた


あなた「……っ」


執務室だろうか、大きな部屋に来た時に、天井にいた




あなた「蜘蛛?!」


蜘蛛「ポートマフィアじゃねぇか」


あなた「誰!」


蜘蛛「蜘蛛じゃねぇ。蜘蛛の糸を使えるんだよ」


あなた「っ……」


あなた「氷樹!」


蜘蛛「異能者が!」


あなた「は……死……ね!」




















中原「あなた!」


あなた「嗚呼……中也……」



来てくれた…



バタン











あなた「っ…… 」


中原「あなた…」



中也が呼んでる…


でも体が重くて起きれない。


あなた「中也……重力使って…」


汚れっちまった悲しみに___


森「あなたちゃん。」


あなた「首…領……」


森「全く、変わらないね」


森「中也君が助けなかったら危なかったよ」


あなた「何が…」


森「君、相当疲労が溜まってたんだろう?」


中原「姐さんからも聞いてる」


あなた「……ふ。」


あなた「マフィアに尽くす事が…使命なので…」


森「あなたちゃんには2週間の休養命令を出すよ」


あなた「……はい」


森「中也君にもね」


中原「俺は関係ないですよ!」


森「あなたちゃんを頼んだよ」


あなた「ありがとう中也」




2週間後


あなた「おはよう中也!」


中原「元気だな!」


あなた「そう言えば、首領から……これ」


中原「紙?」


あなた「ありがとう中也。私仕事やってくれるのね」


中原「手前騙したな!」


あなた「夜の雪〜!」


シュー


中原「重力操作!」

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