部屋に入ってからも寝れるわけなくて
あなた「もう、やだ、」
ここまで頑張ってきたけれど、今まで以上に辛い
あなた「……ふっかに謝んなきゃな」
コンコン
目黒「あなた?」
あなた「…蓮」
目黒「ふっかさんから聞いた」
あなた「…うん」
目黒「大丈夫?」
あなた「…だったらいいんだけどね」
目黒「ふっかさん、心配してたよ」
あなた「分かってる。」
目黒「キレたって聞いたんだけど」
あなた「バカ…だよね。心配してくれてるってこと分かってたのに」
目黒「……」
あなた「なんでこんなに慣れないんだろう…。昔からずっと、こんなことされ続けてるのに…」
目黒「……思いっきり泣けよ」
こんなこと言ってハグしてきて
どうしても我慢できなくて声を上げて泣いた
しばらくして
目黒「落ち着いた?」
あなた「ん、ありがと」
目黒「じゃあ、ふっかさんのところ行こうか」
あなた「うん、」
深澤「あ、あなた…」
あなた「心配してくれてありがと、」
深澤「大丈夫?」
あなた「ちょっと辛いけど、平気だよ」
深澤「俺じゃなくてもいいから。絶対相談してね」
あなた「うん、」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!