ふっかと出かけるためオシャレをする
この服にしよっ
普段履かないスカートなんか履いてみたけどどうかな、?
あなた「あ、ふっか。お待たせ!」
深澤「もっとゆっくりで良かったんだよ?」
あなた「待たせるのは良くないでしょ?」
宮舘「なんか、あなた、凄くオシャレだね?」
あなた「友達が選んでくれたの。どうかな?」
深澤「めっちゃ似合ってるよ」
あなた「良かったぁ、ありがとう」
似合ってるよ
あー、もう、胸が苦しい
好きすぎて
深澤「普段そんな格好しないよね?」
あなた「しないね。基本、ズボンだし」
深澤「今日はなんでそんなオシャレしてるの?」
あなた「たまにはオシャレしよっかなーって思って。あと、最初にこの服見せるのふっかが良かったし」
深澤「え、てか、それいつ買ったの?」
あなた「え、あー…えへへ」
深澤「仕事帰り?」
あなた「あー、うん。そう、あの夜中に帰ってきた時」
深澤「買い物してたのか…」
あなた「ほんとごめん。今日のために……あ」
深澤「きょうのため…?」
もういいや、言っちゃえ
あなた「本当は、場所についてから言うつもりだったんだけど」
深澤「うん」
あなた「ふっかが好きです。恋愛対象として」
あなた「返事は急がなくていいから」
深澤「分かった」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。