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こんな会話もLINEでしてた。
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄✄--------------- キ リ ト リ
プルルルルルル...プルルルルルル...
電話の音...?
先生かな...?
ヤダ...っ!!!!
怒られたくない...っ!!!!
死にたい…っ!!!!
次の瞬間。
私は窓から飛び降りた。
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄✄--------------- キ リ ト リ
先日、同級生の田宮 珠夢さんを
川に落としたとされていた、
神楽 真由香 さんが、今日夕方...
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄✄--------------- キ リ ト リ
こんな会話で盛り上がっていいの...?
ねぇ、咲友...
いいのそんなんになっちゃって...
だから...
そんなこと言っちゃっていいの?
心の中でずっと叫んでた...
誰か...私を助けて...っ
私を前みたいにいい子にして...っ
前みたいになりたくないから...っ
このままの自分で...っ
この廃れた心に気づかせて...っ
私を...私を...
助けてっ...
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄✄--------------- キ リ ト リ
咲友は全然思い出してくれないけど...
俺はずっと、咲友を見てきたんだ。
苗字は変わったけど...
名前は変わってないのに...
咲友は全然、俺を知ろうとしてくれないんだよ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!