第8話

違和感
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2019/05/23 07:34
恭平に割れたお皿を片付けてもらって、時間も遅い

からとお礼を言って帰って行った。
お母さん
疲れてるんやない??
今日は早く寝なさい
あなた

うん、おやすみなさい

大吾
おやすみ
布団に入るとLINEの通知が鳴った。
恭平
大丈夫なん??
それは今一番会いたくて、話したい人からだった。
あなた

うん、何か急に力が抜けちゃって。
でも、もう大丈夫!!!

あなた

心配かけてごめんね🙏

恭平
なら、よかった。
何かあったら言ってや~
恭平
じゃあ、おやすみ😪
ゆっくり休めよ~
あなた

うん!ありがとう✨
おやすみ~

恭平からの連絡があったからか、その日はぐっすり

眠る事ができた。

そのはずなのに、体は重く、だるかった。
恭平
お母さん、大吾くんおはようございます
お母さん
恭平くん、おはよう
大吾
お~!恭平!
あなたまだ寝てるんよ、起こしてきてくれへん?
恭平
分かりやした~
誰かが階段を上ってくる音がする。その音は私の部

屋の前で止まり、続けてノックの音が響く。
恭平
あなた??
入るで?
あなた

うん、

恭平
どした?具合悪そうやな。
ちょ、おでこ触るで
あなた

ん”…

恭平
ちょっと熱いんちゃう!?
お母さんには言っといたるから、あなたはここで休んどき
あなた

ごめんね、家に来てもらったのに

恭平
そんなん気にしなくてええよ。
俺があなたに早く会いたくて来てるだけやし、
あなた

ありがとう…///

熱があるというのに、恭平の一言で溶けてしまいそ

うになるほど体温が上昇する。恭平にバレないよう

に布団の中へと潜り込む。
恭平
じゃあ、行ってくるな!
帰ってきたら連絡する
あなた

うん、行ってらっしゃい

部屋を出ていく背中を視線で追いかけ、見送った。







恭平
あなた熱があるみたいなので、休ませてください。
お母さん
そうなの!?
ありがとね
大吾
昨日のも、体がダルかったせいなんかな?
心配やな…
恭平
そうですね…
お母さん
とりあえず二人は学校行って、あなたのことはお母さんに任せて
大吾
なんかあったらすぐ連絡してな!
恭平
よろしくお願いします!
お母さん
分かりました
行ってらっしゃい

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