第2話

大好き
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2019/05/21 15:11
今日も授業は退屈で、一日中空を眺めてた気がす

る。そんな退屈が過ぎるのはとても嬉しいことで毎

回胸が踊る。
恭平
あなた帰るで
あなた

ちょっと待ってて

流星
あの人が例の幼なじみの人??
あなた

そうだよ

この子は流星。クラスメイトで仲良くさせてもらっ

てます!めちゃくちゃ可愛くて女子より女子なとこ

がうらやましい!!
流星
じゃあ、また明日ね~!
あなた

また明日ね!
恭平お待たせ

恭平
おう
恭平の隣で歩くのは少し緊張する。カッコいい人の

隣で歩くのは誰だって緊張するよね笑

今日はちゃんと自分の気持ちを伝えようって決心し

た。緊張に緊張が重なって、声が上手く出せない。
恭平
あなた?
あなた

え、あ、うん?

恭平
何か静かやな~って思って
あなた

あの、あのね。
ずっと前から言おうって思ってたんだけど、、、

あなた

私、、恭平のことが好きなの、、、

私の口から出た予想外の言葉に恭平は目を見開いて

いた。でもすぐにいつもの優しい表情に戻った。
恭平
うん、俺もずっと好きやった
あなた

本当に??
私のこと好きなの?

恭平
、、大好き。
恭平の顔はりんごみたいに真っ赤で、私も火照って

いるのが分かる。

“大好き”その言葉は私の宝物となった。

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