それからまたしばらく歩き
コンビニに寄り夜ご飯のおにぎりと飲み物を買い
人気のない場所を探して歩いていると公園を見つけた
ドーム型の遊具の中に入り腰を下ろして
買ってきたおにぎりを食べる
世の中はおかしい。
虐める奴より虐められる方に非があると考える学校の奴ら。
先生だってそうだ。
いつも見て見ぬふり。
いじめを苦に自殺すると原因不明の死で片付ける。
「これはただのじゃれ合いの類ですよ」
「そのような事実は一切なかったですよ?」
「自分の非を認めなさい」
いつも悪いのは被害者の方。
被害者はただただ我慢するしか方法がない
頼れる大人もいない
「何かあったら相談しなさいね?」
そう言っていた大人も
「担任の先生に相談してみたら?」
そう言って他人事のように責任逃れ。
流花が学校でどんなに辛かったか分かっていたくせに
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。