「黄瀬が女子と仲良くするなんて珍しいな。」
「そうですか?」
「まぁ、ほとんどがファンだからな」
「あぁ、あの女子共ヤバいぐらい追いかけますもんね。」
「そうだなぁ〜」
「あ、もしかしなくても先輩も女子苦手ですよね?」
「何で分かるんだ?」
「いやぁ、そんな感じしますよ?私も苦手なんで。」
「お前も女なのにか?」
「そうですよ。」
「じゃぁ、男が大好きとか……」
「Wwwꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ」
「うぉ!どうした!!」
「言葉になってないッス。」
「い、いやだってさw女が苦手でw普通男が好きってなる?え、天然ですか?」
「いや、そういうつもりはないんだがな…」
「マジで可愛すぎw」
「可愛い!!」
「あなたっち!笠松先輩は可愛くないッス!それだったら俺の方が可愛いッスよ!」
「え、キモ(((((´ω`;)笠松先輩、助けてください!」
「おう!お前のことは俺が守る!」
「先輩も乗らないで!」
「大丈夫だ。なるべくお前には近づかないから。」
「ツッコミ役が不在ッス!」
「不在なんて言葉君が知ってたの?」
「黄瀬、見直したぞ!」
「ありがと……ってなるかぁ!」
「「(あぁ、こいつ使えるわw)」」
そう2人が思ったのは言うまでもない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。