A組の前の廊下で、朝イチから善逸?
最近よく会うな。
何してんだろー。
パタパタパタ…
善逸は顔を赤らめて走って行った。
禰豆子ちゃんへの愛を叫んでるようで
あれじゃ無一郎への告白だわっ。
無一郎は、自分の髪をくしゃっとした。
いらだちが押さえられないみたい。
扉を閉めると、
時透くんは引っ張って、
わたしをひざに座らせた。
なんか…
時透くんの怒りを静めるために
ごまかしてるみたい…。
時透くんの目の奥が
なんだか怖かったのは、
気のせいかな…。
***
医学部のオープンキャンパスに来た。
たくさんの学生!
それに、見たことない医療機器が
たくさん置かれていた。
とりあえず、空いている席に座った。
きれいな女の子のとなりだ。
参加表に、
「嘴平伊之助」って書いてある。
うん、男の子だ。
きれーな顔だわ。
アオイちゃんが応援に持たせてくれた
おにぎりを食べた。
「嘴平」って何て読むんだろう、
伊之助くんでいいかな?
伊之助くん、変わった子だけど、
動物の生態にも詳しくて、
面白い男の子だった。
オープンキャンパスの授業は
学校と違って、たくさんの意見が交わされ
とっても刺激的だった。
たくさんのレポートも出た。
がぜん、やる気が出た。
感じたことのない充足感だった。
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善逸絡み、次話でひとまず終わります
口調迷子だったw 善逸好きな人ゴメン!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。