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第54話

50話 サボッちゃお
もうすぐ3学期も終わる。
気の早い桜の花びらが
もう舞っている。
有沢(なまえ)
有沢あなた
おはよー

この教室で朝会うのも
もうすぐ終わっちゃうね
時透無一郎
時透無一郎
2年は、理科の選択科目で
クラス決まっちゃうからね
同じ理系でもさ
有沢(なまえ)
有沢あなた
わたしは、生物・化学で…
時透無一郎
時透無一郎
僕は、物理・化学だ
有沢(なまえ)
有沢あなた
確定で別だね
なんか、しんみりしちゃった。
時透無一郎
時透無一郎
…あのさ、
今日一緒にサボッちゃわない?
有沢(なまえ)
有沢あなた
サボる!?
無一郎にしては珍しいね

でも乗った!
時透無一郎
時透無一郎
そうと決まれば行こう!
みんなが来る前にさ!
有沢(なまえ)
有沢あなた
サボりたい理由わかった
昨晩、テレビの放送あったからでしょ
時透無一郎
時透無一郎
大騒ぎされるの、目に見えてる
有沢(なまえ)
有沢あなた
ほーんと!


***

学校の川向かいの桜並木に来た。

桜の花びらが、ちらちらと舞ってる。
有沢(なまえ)
有沢あなた
寝っ転がっちゃお
時透無一郎
時透無一郎
うん
わたしと無一郎は、
三つ葉のクローバーが茂る土手に
仰向けに、寝転んだ。
時透無一郎
時透無一郎
あー気持ちいい
空が青くて花がピンクで
となりにはあなた

最高だよ
有沢(なまえ)
有沢あなた
花びら、降ってくるね
時透無一郎
時透無一郎
思い出すなぁ

僕があなたを好きって自覚したのは、
ここの桜の木の下だ
有沢(なまえ)
有沢あなた
そうなの!?
時透無一郎
時透無一郎
女の子に手紙で呼び出されて
来てみたら、あなたがいたんだ

あなたが僕をっ!?って
めちゃくちゃうれしくなって
有沢(なまえ)
有沢あなた
そーいえば、
ここで会ったことあるね
時透無一郎
時透無一郎
まー、
僕のかんちがいだったんだけどね!

まっすぐ前を見る君をつかまえたい
何かを欲したのは初めてだったよ
有沢(なまえ)
有沢あなた
初めて聞いたよ、そんな話/////
時透無一郎
時透無一郎
初めて言ったからね/////
雲が流れていく。
有沢(なまえ)
有沢あなた
あの雲、わたがしみたい
時透無一郎
時透無一郎
ほーんと!
有沢(なまえ)
有沢あなた
おなか空いちゃった…
時透無一郎
時透無一郎
お弁当食べちゃう?
有沢(なまえ)
有沢あなた
いーね!
時透無一郎
時透無一郎
まだ9時半だけどね
有沢(なまえ)
有沢あなた
いーよ、いーよ
時透無一郎
時透無一郎
じゃあ、おにぎり1個だけね
わたしたちは寝転んだまま
おにぎりをほおばった。

思えば、こんなゆったりした時間
初めてかもしれない。

きっと一生忘れない時間になる…。

今この時が、わたしの心に
刻まれているんだ。
時透無一郎
時透無一郎
あなた、米ついてる
有沢(なまえ)
有沢あなた
え!どこ?
時透無一郎
時透無一郎
ここ!

パクッ
有沢(なまえ)
有沢あなた
…ン
時透無一郎
時透無一郎
いつだかの義勇の真似!
あれはほんと腹立った!
無一郎はそう言うと、
もう米はついてないのに、また
わたしのほっぺをぺろっとなめた。
有沢(なまえ)
有沢あなた
…くすぐったい/////
やめっ
時透無一郎
時透無一郎
ほんとかわいい、あなた
何なの/////
有沢(なまえ)
有沢あなた
無一郎の髪がふわってふれると
ドキドキしちゃうんだもん
時透無一郎
時透無一郎
…ねぇ
時透無一郎
時透無一郎
…あのさ、
もっとゆっくり寝られる
いい場所あるんだけど行く?
有沢(なまえ)
有沢あなた
いい場所?
時透無一郎
時透無一郎
うん
行こうっ!!
有沢(なまえ)
有沢あなた
なんか…
やらしーこと考えてる?
時透無一郎
時透無一郎
そう思うあなたも
充分やらしいよ


先生に見つからないように
こっそり入ったのは、
昼間は誰もいない、武道場の倉庫だった。

マットがたくさんあって
確かにお昼寝には最適…。


無一郎は中からそっと、鍵をしめた。


つづきます。