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第34話

31話 禰豆子の家出
花火大会が終わり、駅に着くと
禰豆子ちゃんがコインロッカーから
大きなボストンバッグを取り出した。
有沢(なまえ)
有沢あなた
うわっ、でっかいカバン
禰豆子ちゃん、どっか行くの?
竈門禰豆子
竈門禰豆子
家を出るの
有沢(なまえ)
有沢あなた
え?
竈門禰豆子
竈門禰豆子
うち…お父さん死んじゃってから
お母さんずっと一人だったんだけど、
再婚するっていうのよ
神崎アオイ
神崎アオイ
いきなりヘヴィーな話ね…
竈門禰豆子
竈門禰豆子
再婚はまだいいわ
お母さんの人生だからね

でもっ…
わたしと同い年の
女の子の連れ子がいるのよっ…
有沢(なまえ)
有沢あなた
同い年の女の子!?
竈門禰豆子
竈門禰豆子
そーよ!
ふつーありえないでしょ?

お兄ちゃんだって
同い年の女の子がきたら
きっと困惑する

平穏な今の暮らしが壊れる…
神崎アオイ
神崎アオイ
禰豆子ちゃん…
有沢(なまえ)
有沢あなた
でも…
家を出るってどこへ?
竈門禰豆子
竈門禰豆子
……泊めて、あなたちゃん

私がいなくなれば、
お母さんも目が覚めるわ
有沢(なまえ)
有沢あなた
え…ええ~っ!?
神崎アオイ
神崎アオイ
わ…わたしは帰るわよっ
冨岡義勇
冨岡義勇
俺はじゃあ、
炭治郎のとこに行ってみるよ

じゃあな
有沢(なまえ)
有沢あなた
ええええ~っ!?


***

有沢(なまえ)
有沢あなた
…っていうわけなんだけど、
このこ、ウチに泊めていい?
お母さん
お母さん
ウチはかまわないけどでも…
ピンポーン(玄関のチャイム)

ガチャ
竈門炭治郎
竈門炭治郎
義勇に聞いた

どーも
うちの妹がお騒がせしまして…
有沢(なまえ)
有沢あなた
炭治郎っ!!
炭治郎は走ってきたみたいで、
息をきらしていた。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
禰豆子、帰るよッ!
竈門禰豆子
竈門禰豆子
いやよ
あんな家には帰らないもん
竈門炭治郎
竈門炭治郎
禰豆子っっ!
グイッ
竈門禰豆子
竈門禰豆子
いったぁ…
引っ張んないでよぉっ!!
竈門炭治郎
竈門炭治郎
うるさい
帰るぞっ…!
有沢(なまえ)
有沢あなた
ちょっと…
炭治郎も禰豆子ちゃんも落ち着いて!
竈門禰豆子
竈門禰豆子
新しい家族なんていらないのにっ
竈門炭治郎
竈門炭治郎
母さんが幸せになるんだ
俺らに止める権利ないだろっ
竈門禰豆子
竈門禰豆子
何よ…自分だけいい子ぶって!

それとも何?
新しく来る女の子を狙ってるわけ!?

あなたちゃんがダメだからって
もう次っ!?
竈門炭治郎
竈門炭治郎
禰豆子…
有沢(なまえ)
有沢あなた
禰豆子ちゃんっっ!!!

パシンッ…
竈門禰豆子
竈門禰豆子
…ごめん

…言い過ぎたわ
有沢(なまえ)
有沢あなた
ぎゅう…(禰豆子を抱きしめる)

ほっぺごめん…

自分もまわりも傷つけちゃダメ…
誰も幸せにならない
沈黙が走る。

お母さん
お母さん
炭治郎くん、今日は一晩、
禰豆子ちゃんに泊まってもらうわ
竈門炭治郎
竈門炭治郎
でも…
お母さん
お母さん
少し離れてそっとした方が
いい時もあるわ
有沢(なまえ)
有沢あなた
お母さん…
竈門炭治郎
竈門炭治郎
はい…

じゃあお願いします

禰豆子、また明日来るから
母さんには俺が言っとく



***

禰豆子ちゃんと2人で、
布団を並べて寝た。
竈門禰豆子
竈門禰豆子
わたしだけが
わがまま言ってるのかな…
有沢(なまえ)
有沢あなた
そんなことないよ…
竈門禰豆子
竈門禰豆子
ううん…

お母さんやお兄ちゃんの愛情が
他の人に行っちゃうことを
わたしは恐れているのかも…
有沢(なまえ)
有沢あなた
…本当はちゃんと
わかっているんでしょ?

みんな禰豆子ちゃんを
大切に思ってるって
竈門禰豆子
竈門禰豆子
うん…
有沢(なまえ)
有沢あなた
炭治郎、
すぐに迎えに来たじゃない
竈門禰豆子
竈門禰豆子
お兄ちゃんは
真っ直ぐなバカだから…
有沢(なまえ)
有沢あなた
まーそうだけど(*^_^*)

炭治郎と禰豆子ちゃんのお母さんが
好きになった人だよ?

きっとすてきなお父さんと娘さんに
ちがいない!
竈門禰豆子
竈門禰豆子
あなたちゃん…!!

そっか…そーかもね…
有沢(なまえ)
有沢あなた
きっと禰豆子ちゃん、
仲良くなれるよ
竈門禰豆子
竈門禰豆子
うん…
そうだといいな(*^_^*)
有沢(なまえ)
有沢あなた
さ、もー寝よっ
竈門禰豆子
竈門禰豆子
……。

あなたちゃん
明日わたし、家に帰るね
有沢(なまえ)
有沢あなた
それがいいよ(*^_^*)


今まで、家族なんて
うまくいってるのが
当たり前だと思ってた…。

時透くんちにしろ、
禰豆子ちゃんちにしろ、
いろんな家族のかたちがある…。


安心して帰れる場所がある。
それはどんなに幸せなことなんだろう。


いろんな人に優しくしたい、
時透くんの、安心できる場所になりたい。

そう改めて強く思った夜だった。