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第56話

最終話 卒業
この場所であなたと出会い、
時が過ぎ…。

「卒業生代表、時透無一郎」
時透無一郎
時透無一郎
はい!!
入学式で総代をつとめた無一郎は、
卒業式でも総代だった。
有沢(なまえ)
有沢あなた
あの時はくやしかったけど、
今は素直におめでとうって思える
わたしたちの高校3年間は
すごい密度で過ぎ去って行った。


無一郎とわたしの間には、

愛、友情、慈しみ、
憧憬、狂気、いたわる心、
不安、感謝…

幸せをこいねがう気持ち…
欲望…


すべてがつまっていた。
***

卒業式が終わり、
学校の屋上に来た。
有沢(なまえ)
有沢あなた
わたしは医学部、
無一郎は義勇と一緒に
教育学部だね!
時透無一郎
時透無一郎
うん…

無一郎は、
いつになく真剣な顔で、
わたしの両手をにぎった。
時透無一郎
時透無一郎
卒業式が終わったら
言おうと思ってた
有沢(なまえ)
有沢あなた
なに?
時透無一郎
時透無一郎
あなた、僕と
結婚してください!!
有沢(なまえ)
有沢あなた
えっ…!?
あ…
はい…/////
なんか、まぬけな返事になった。
時透無一郎
時透無一郎
ほんと!?
有沢(なまえ)
有沢あなた
…実はね
わたしも言いたいことがあって…

なかなか言えなくてごめん
時透無一郎
時透無一郎
なに?
有沢(なまえ)
有沢あなた
大学をしばらく休学する

辞めるわけじゃない、絶対に通う
時透無一郎
時透無一郎
えっ…どうして!?
有沢(なまえ)
有沢あなた
子どもができたの
無一郎は一瞬驚いた。



のち、笑顔を見せると、
わたしを胸に抱き寄せた。
時透無一郎
時透無一郎
うれしい…
有沢(なまえ)
有沢あなた
びっくりした?
時透無一郎
時透無一郎
したけど…
早く言ってくれたらよかったのに
有沢(なまえ)
有沢あなた
だって…
無一郎困るかなって…不安で
時透無一郎
時透無一郎
あなたっ!?
二人のことじゃないかっ!!

結婚も子どももどっちもなんて
僕は世界一幸せだ
有沢(なまえ)
有沢あなた
無一郎っ…
やばい、泣きそう…。
時透無一郎
時透無一郎
絶対に、あなたを不安にさせない
ずっとそばにいる
有沢(なまえ)
有沢あなた
うんっ…
無一郎の胸の中で、
3年分は泣いた。

その間ずっと、
優しく抱きしめてくれていた。
時透無一郎
時透無一郎
3年になって、
つけないでしちゃう時あったね
有沢(なまえ)
有沢あなた
そうだね
時透無一郎
時透無一郎
あなたの医者になる夢…
ごめん…
有沢(なまえ)
有沢あなた
謝るのはちがうよ無一郎、
二人のことでしょ

それに、医者にはなるよ!
予定の順番が少し変わっただけ!
時透無一郎
時透無一郎
うん、あなた、
一生守るから…
どれだけ泣いても、
涙がかれなかった。

目の前の無一郎が
すべてを受け入れ、守ってくれる。

わたしもこの人を守り抜きたい。

時透無一郎
時透無一郎
でもさ、思い返してみるとさ、
あなたちっとも
安静にしてなかったよね!?
有沢(なまえ)
有沢あなた
ゔ…
時透無一郎
時透無一郎
明日朝イチで
産婦人科行くからね!
8時に迎えに行くよ!!
有沢(なまえ)
有沢あなた
はい…
時透無一郎
時透無一郎
その前にこれから、
あなたの親にあいさつだっ
有沢(なまえ)
有沢あなた
…/////
時透無一郎
時透無一郎
階段、僕につかまってよね!?
有沢(なまえ)
有沢あなた
大丈夫だよ、
心配しすぎだよー
時透無一郎
時透無一郎
だ~めっ!!
えらいこっちゃ。
まあ、頼れる夫になりそう…かな!?


***

わたしの家。
お母さん
お母さん
わたしがあなたちゃん産んだのも
早かったしいいよ!
もう卒業したんだし

おめでとう、あなたちゃん!!
有沢(なまえ)
有沢あなた
ありがとう、お母さん
お母さん
お母さん
それに気がついてたよ?
有沢(なまえ)
有沢あなた
えっ?
お母さん
お母さん
家族の体調の変化くらい、
おかーさんわかるわよ
有沢(なまえ)
有沢あなた
そっかー

…お父さんは?
お父さん
お父さん
……。
有沢(なまえ)
有沢あなた
お父さん??
お父さん
お父さん
結婚…子ども…
バタッ
お父さんが倒れた。
お母さん
お母さん
大丈夫よっ!


***

無一郎の家。
無一郎の父
無一郎の父
やったー!!
初孫だ!!
無一郎の母
無一郎の母
さっそくお祝いしましょうね
時透無一郎
時透無一郎
いいの?
無一郎の父
無一郎の父
当たり前じゃないか
あなたさんを生涯、大事にな
時透無一郎
時透無一郎
はい!!


拍子抜けするほど、祝福してもらえて、
わたしはまた泣きそうだった。
そして、がんばろうって強く思った。


わたしたちは、彼氏と彼女で
夫と妻になり、
お父さんとお母さんになるんだ。


予定してた未来とは、ちょっと違うけど
予定外のことが起こるから楽しい。


人生ってそーいうもんだ!


無一郎とならそれができる。



大好きだよ、無一郎!!







次話、エピローグ、16年後…