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第43話

40話 黒い無一郎
~あなたサイド~


朝。

いつものように教室で
無一郎を待っていると、
思わぬ人に声をかけられた。
我妻善逸
我妻善逸
あれっ、あんたずいぶん朝早いな
有沢(なまえ)
有沢あなた
あんたじゃなくて
有沢あなたね、名前

我妻くんだっけ?
我妻善逸
我妻善逸
うん、善逸でいいよ、あなた

僕は朝の方が、勉強乗るんだ
有沢(なまえ)
有沢あなた
案外努力型なのね
我妻善逸
我妻善逸
僕、昔はトロくてダサくてさ、
中1で転校する時、
別人に生まれ変わってやろう!
って思ったよ
有沢(なまえ)
有沢あなた
へぇ…
我妻善逸
我妻善逸
だから時透くんが
僕のこと気がつかなかったのも
無理ないんだ
有沢(なまえ)
有沢あなた
そんなに変わったの?
我妻善逸
我妻善逸
辛かったぞぉぉ
血を吐くような、努力の日々だ
有沢(なまえ)
有沢あなた
善逸…

素晴らしいわ
あんたも、二流の素材を
努力で一流にしてる人間なのね!
我妻善逸
我妻善逸
まさかあなたもかっ?
有沢(なまえ)
有沢あなた
他人とは思えないわっ…
我妻善逸
我妻善逸
僕もだよあなた
なんか、友情が芽生えた。



***

~無一郎サイド~
時透無一郎
時透無一郎
え?
教室から笑い声?
あなた??
あなたの声
他人とは思えないわっ
善逸の声
僕もだよあなた
時透無一郎
時透無一郎
なんで!!

どういうことだ…?
僕は屋上に逃げた…。
時透無一郎
時透無一郎
あなたがあいつと…
冨岡義勇
冨岡義勇
時透…
大丈夫か??
時透無一郎
時透無一郎
義勇見てたの?
冨岡義勇
冨岡義勇
ああ



***


~あなたサイド~
有沢(なまえ)
有沢あなた
無一郎、今日は遅いな~
みんな登校し始めちゃった…。
有沢(なまえ)
有沢あなた
あ!無一郎!
おっはよー!
今日休みかと思っちゃったよ
時透無一郎
時透無一郎
別に…
有沢(なまえ)
有沢あなた
(どーしたのかな…)



***

~無一郎サイド~

放課後。
我妻善逸
我妻善逸
あ!時透くん、
これから部活?
時透無一郎
時透無一郎
ああ…
我妻善逸
我妻善逸
聞いたよー?
インターハイで優勝したんだって?

やっぱ時透くんはすごいなー!
時透無一郎
時透無一郎
別にたいしたことないよ

フイッ…
ビリッ
真っ黒な稲妻が走ったようだった。
我妻善逸
我妻善逸
……憎悪??


でもなんで…
冨岡義勇
冨岡義勇
…おまえさ
冨岡義勇
冨岡義勇
あなたに近づきすぎだ
時透を追いつめるな
我妻善逸
我妻善逸
え?
冨岡義勇
冨岡義勇
本当の時透は気性がはげしい
独占欲強いんだ
我妻善逸
我妻善逸
時透くんて
そういうタイプだっけ?
冨岡義勇
冨岡義勇
時透が
かけねなしに笑顔を見せるのは
あなただけだ
我妻善逸
我妻善逸
おまえ…義勇だって
よく一緒にいるだろ?
冨岡義勇
冨岡義勇
時透がそれを許すのは
俺があなたには
手を出さないって知ってるからだ
我妻善逸
我妻善逸
はあぁ~?

なんでそんなにみんな
あなたが大事なんだ?
炭治郎もだし…
冨岡義勇
冨岡義勇
分からないのか?
我妻善逸
我妻善逸
…教えてくれよ
冨岡義勇
冨岡義勇
みんなが時透に特別な眼差しを向ける
我妻善逸
我妻善逸
だって時透くんは特別だ
冨岡義勇
冨岡義勇
でも、あなただけは普通なんだ
普通の男の子として時透のこと見てる
我妻善逸
我妻善逸
普通の男の子?
冨岡義勇
冨岡義勇
そうだ
冨岡義勇
冨岡義勇
俺のこともな…
我妻善逸
我妻善逸
義勇…おまえあなたのこと…
冨岡義勇
冨岡義勇
ああ…好きだ

だが俺にとっては、時透もそうなんだ
我妻善逸
我妻善逸
どういう意味?
冨岡義勇
冨岡義勇
俺は人を寄せにくい性格と容姿で、
まともに友達がいなかった

そんな俺に、時透は
アホだなって竹刀でつついたんだ
冨岡義勇
冨岡義勇
あなたもそうだ
むかつくヤツだなんて
女に蹴り入れられたの初めてだよ

衝撃だった
冨岡義勇
冨岡義勇
二人を傷つけるものは
俺が許さない
我妻善逸
我妻善逸
義勇…
よくわかったよ…





部活が終わって
夜の男子トイレ。

バシャッバシャッ(顔を洗っている)

鏡の中の僕が話しかけてくる。
黒い無一郎
黒い無一郎
怖いんだろ?
時透無一郎
時透無一郎
…。
黒い無一郎
黒い無一郎
頭じゃわかっていても、
感情がどうにもならない
時透無一郎
時透無一郎
うるさい
黒い無一郎
黒い無一郎
体までふれあってしまったから
二人の距離が見えた

痛切にな
時透無一郎
時透無一郎
おまえに何がわかる
黒い無一郎
黒い無一郎
あなたの体とふれあう喜びは
ゴールなんかじゃない
時透無一郎
時透無一郎
だまれっ
黒い無一郎
黒い無一郎
あなたの心は自由だ
つなぎとめられない

つなぎとめていたいのに、
おまえが好きなのは自由なあなただ
時透無一郎
時透無一郎
矛盾してる
わかってるさ
黒い無一郎
黒い無一郎
おまえはあなたなしじゃ
やっていけないが、
あなたはおまえなしでも
やっていける
時透無一郎
時透無一郎
だまれよっっ!!

バキッ
鏡が割れた。
僕は、だまって廊下に出た。



時透無一郎
時透無一郎
あ…
有沢(なまえ)
有沢あなた
あれ?無一郎!

顔色悪いけど、
やっぱ体調悪いんじゃ…

一緒に帰ろ?
時透無一郎
時透無一郎
別に…
有沢(なまえ)
有沢あなた
うーん

ちょっとこっち教室来てっ!
時透無一郎
時透無一郎
何?
有沢(なまえ)
有沢あなた
座って座って!

ぎゅ…
時透無一郎
時透無一郎
な…なんだよ
有沢(なまえ)
有沢あなた
いいからじっとしてってば
時透無一郎
時透無一郎
うん…
有沢(なまえ)
有沢あなた
無一郎…
世界で一番大好きだよ
時透無一郎
時透無一郎
どっ…したの…急に////
有沢(なまえ)
有沢あなた
べっつにー!

なんか無一郎が、SOS出してる
気がしたんだよー(*^_^*)
時透無一郎
時透無一郎
うん…/////

ポフッ
僕は、あなたにもたれかかかった。
有沢(なまえ)
有沢あなた
無一郎の頭かかえるのって
気持ちいーね!
時透無一郎
時透無一郎
もーいいよ/////
有沢(なまえ)
有沢あなた
もー少し!


やっぱり君は天才だ…。
僕の心を一瞬で喜ばせも
突き落としもする。

離したくないよ…。