第21話

20俺のものにさせて
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2021/07/03 08:02
ななもり。
ななもり。
あ!おーい!あなたちゃーん!
私の耳にとどく彼の声。



そして私に向けて手をふってくれている。
(なまえ)
あなた
なーくーん!
ななもり。
ななもり。
あー可愛い(ボソッ
(なまえ)
あなた
な、なーくん……?
ななもり。
ななもり。
ん?
(なまえ)
あなた
き、聞こえてる……//
ななもり。
ななもり。
え……
ななもり。
ななもり。
Wwwごめん
(なまえ)
あなた
////
ななもり。
ななもり。
どこか行きたいところある?
ななもり。
ななもり。
あ、そういえば
お化け屋敷あるらしいね
(なまえ)
あなた
……っえ
ななもり。
ななもり。
折角だし行こっ!
(なまえ)
あなた
え……
ななもり。
ななもり。
もしかして怖い?w
(なまえ)
あなた
そっそんな訳ないじゃん!!
(なまえ)
あなた
お化け屋敷なんて余裕だよ!!
ななもり。
ななもり。
へぇーそう?(ニヤ
ななもり。
ななもり。
じゃ、行こ!
(なまえ)
あなた
う、うん!
お化け屋敷なんて怖くなんてないもんね。








っていうかさっきからなーくんが

ニヤニヤしてるんだけど……!?
















まさかバレて……る訳ないよね。
ななもり。
ななもり。
ほらっあなた。行こっ
(なまえ)
あなた
う、うん!!
な、なんか呼び捨てになってない?







っていうかそれどころじゃない!!!
アナウンサー
ここは昔から亡霊が住んでいるという噂がたっている森。
アナウンサー
誰も近づくことは出来ません。
アナウンサー
しかしあなた方はその森に
迷い込んでしまいました。
ななもり。
ななもり。
おぉ……結構設定しっかりしてるね〜
チラッ
(なまえ)
あなた
…………:(´◦ω◦`):
(なまえ)
あなた
そっ……そうだねっ……!!
怖がってる(笑)





本当は怖いのに強がっちゃって……





ま、俺にとっては可愛いあなたが見れるから





万々歳なんだけど……w
アナウンサー
生きて帰れるのかはあなた次第です
アナウンサー
どうぞお気をつけて
行ってらっしゃいませ
(なまえ)
あなた
……ふ、不安にさせんな…!?
ななもり。
ななもり。
Www
ななもり。
ななもり。
さっじゃ行こっ!
(なまえ)
あなた
うぇ〜……もう行くの……
『く……苦しいよ……』








『誰か……いないの……?』









『クスッまた人間がきたよ』
(なまえ)
あなた
!!(キュッ…
ななもり。
ななもり。
!!//

急に袖引っ張ってくるって何……!?




可愛いすぎるんだけど……!?
(なまえ)
あなた
……な、なー……くん
ななもり。
ななもり。
どうしたの?
(なまえ)
あなた
こ、怖い……
ななもり。
ななもり。
…大丈夫。何が来ても俺が守るから。
(なまえ)
あなた
……ドキ
ななもり。
ななもり。
……袖じゃなくて手握って。ほら
(なまえ)
あなた
…うん。//
ななもり。
ななもり。
離さないでね。
こういう時、ほんとになーくんは頼りになる。


初めての配信の時の手とはどこか違う


力強くて……

(なまえ)
あなた
ドキ……
この胸は


怖いから鳴っているの?


それとも……?



























私が感じてるのはどっちなの……?























ななもり。
ななもり。
はぁ〜!!!なんとか切り抜けたね〜
(なまえ)
あなた
こ、怖かった……
ななもり。
ななもり。
ふふw
ななもり。
ななもり。
今回はついいじめちゃったけど
ななもり。
ななもり。
次からは無理な時は無理って
言うことね!!
(なまえ)
あなた
ご、ごめん
ななもり。
ななもり。
ううん。こっちこそごめんね?
(なまえ)
あなた
な、なーくん
ななもり。
ななもり。
うん?
(なまえ)
あなた
そ、そろそろ手離して
貰ってもいいかな……//
ななもり。
ななもり。
あ、ごめん。いやだった?
(なまえ)
あなた
ち、違う!!そうじゃなくて……!
ななもり。
ななもり。
ん?
(なまえ)
あなた
……よすぎて……だったから……///
ななもり。
ななもり。
え?なんて?もう1回言って?
(なまえ)
あなた
えっと、だから……//
(なまえ)
あなた
かっこよすぎて心臓が
どうにかなりそうだったから……//
ななもり。
ななもり。
っ……///
なにこの生物!?!?!?


もう可愛い以外の何ものでもないじゃん!!!


今はなんとか理性たもってるけど…


俺そろそろ我慢出来ないよ!?
(なまえ)
あなた
もっもう!!
時間ないから次行くよっ!!//
ななもり。
ななもり。
はーい……//
このまま俺……理性たもっていられるのかな……



















俺の手を握ってくれたあのあなたの手……




















「なーくん」と名前を呼んでくれる透き通った声























もう全てが愛おしくて……






















こっちこそどうにかなりそう……




























…………あなたは
























絶対俺のものにする。




















誰にも譲れない。





















あなただけは。












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